「第4回 わたし遺産、受賞作品集の表紙の一部」
昨日の夕方、ピンポーンと共に吉報が届けられた。郵便局セキュリティサービスというラベルが貼られた分厚い封筒。
品名の欄には「商品券」と書いてある。もちろん、受領印を押してうやうやしく受け取った、とカミさんが云う。
小生は、地域の野暮用で真剣な会議を進めている時間帯であった。
中からいろんなものが出て来た。先ずは3月9日付朝日新聞。10ページ全面広告に「わたし遺産」第4回結果発表の記事が。
上段には横位置3等分で大賞受賞作品が、筆者の写真と共に大きく掲載されている。その下に選者の評文が。
さらにその下に小さな文字で、準大賞受賞作品、タイトルと筆者の名前が書かれていた。
虫メガネとまでは行かないが、目を皿にして探すうちに「天国からの出席者」のタイトルと、見覚えのある名前があった。
そしてメインは、A-4版18ページに及ぶ、大賞3篇、準大賞20編、そして学校賞3篇を載せた冊子である。
そこには全国から8236編の応募があったこと、学校一括応募は98校であった、という数字も添えられていた。
これだけの作品を一通り読み通すだけでも、それ相当の時間を要するだろうし、読み分ける審査員のご苦労も分かるような。
昨年10月に、パソコンに入って来るCMメールで知った、三井住友信託銀行「わたし遺産」への応募投稿以来、「あなた様の作品が審査員にピックアップされています。ついては以下の事項にお答えください」と、完全に自作品であるか、フィクションは含まれていないか、事実を証明できる何かがあるか」などの問い合わせを何度か受けていた。
今年2月に入ってからは、「準大賞に選ばれました」との「あらかじめのお知らせ」を受け取ってもいた。
でもやはり正式な発表で自分の名前を確認しないことには始まらない。間違いでも夢でもなく、準大賞を頂いた。
小生にとっては思いがけないラッキーで、柳の下に二匹目のドジョウが待っていてくれていたような気分である。
このところいささか下向きだった気持ちを上向きにさせてくれる、カンフル剤になってくれるといいのだが。