園舎入口の「おめでとう」アーチ 園長先生から、卒園証書を授与される悠雅君
連日のようにプライベートな話題、「我が家の孫話」にお付き合いさせて恐縮です。
他にブログネタはないのか? そんなお叱りを受けそうですが、今春に限っては、なんと言われようとお許しを頂くしかない、というのが本音です。
取るに足らない話かと思いますので、痛痒(つうよう)を感じられるお方は、ご遠慮なくこの先は読み飛ばして頂けると幸甚です。
などと立派げなお断りをしておいて・・・いざ!
今日は、孫三兄弟の3番目、つまり末っ子の悠雅君が、めでたく幼稚園課程を修了し、「卒園証書」を受け取った記念日である。
国旗が掲揚され「君が代」の斉唱に続く、式辞や告示が読み上げられる厳かな式典は、これから幾度となく経験することではあろうが、4歳から6歳までの3年間を過ごした幼い彼や彼女の記憶の中に、どれほどの位置を占めるのか。大きく成長したとき、忘れずに訊ねてみたい気もする。
名前を呼ばれた4人ずつが壇上に。教わった通り、一人ひとりが園長先生の正面に立ち、両手を差し出して卒園証書を押し戴く。
この時ばかりは一様に緊張した面持ちと所作がなんとも可愛い。ぎこちない中にも笑いをこらえる真剣さも見える。
こうして幼稚園課程の全てを終了した。
ということは、何を隠そう、私たちジジ・ババにとっても、3人の孫を見守ってきた幼稚園から解放されるという日でもある。
中学校を卒業した兄ちゃんに始まって、中学1年生を終えるカー君、そして悠雅君。3人共に3年間の保育園生活を過ごした。
単純計算で9年間。但し上の2人が1年間だけダブったので、実質8年間。
午後4時に送られてくる幼稚園バスを待ち、受け取り、腹ごしらえに散歩に野球にサッカーに、付き合いながら育ててきた。
そうすることで、看護師という忙しい仕事をこなす娘の役に立ってきたのだろう。
孫たちのいう「おふくろの味」とは、ばあちゃんの作る「梅干し入りおにぎり」や「煮しめ」であったり、一番腹が減った時の「食パンピザ」であるのかもしれない。「お母さんの味とは、レトルト食品」と言ってはばからない現代っ子より少しは贅沢させたのかな。
それにしても、こうして3人が無事に成長し、我々の手から少し離れたところに旅立っていく春に、我なにを思うや。
但しこれもホンに束の間の小休止でしかない。小学校が始まれば、今度は放課後児童教室に迎えに行く日は目の前である。
色々あった8年間。笑いや感動、やる気を起こさせる場面などをいっぱいくれた三兄弟。一緒に暮らせたことに感謝するのは意外に私たちかも。
頑張れ三兄弟。もうしばらく応援団を勤めるぞ~~。