アタシだって言いたかないよ、言いたかないけど言わせてもらうよ

その時に思った事、面白かった事を書きます

修行

2016年07月29日 09時51分28秒 | Weblog
前に「ウナギ場」で修行してた頃





まず一番に、左手でウナギをつかんで


右手に持った包丁で頭の下の骨を切る



(そして頭に目打ちを刺して、動かない様にして裂く)






当然だけど、皮一枚残して切らないといけない



ところが、慣れてないから、皮まで切ってしまう




そんな時にはどうするか?




その店では「聞いてはいけない」が原則になってた



でも、先輩たちを見てても、誰も皮まで切る人は居ない



仕方ないから、自分で考えて


「切った身の少し下」に切り込みを入れて、そこに目打ちを刺した





しばらくそうやってやってたら、本店の人(M田さん)が



「そういう時は、腹に目打ちを刺して裂いて開く


その後に、また目打ちを刺し直すんだ」



と教えてくれた



「お前の師匠が、教えないという考え方だと、俺が教えるのはダメかもしれないけども」



と言ってたけど



教えてもらわないと、せっかくのウナギが無駄になる






後で考えてみると、このM田さんというのはいい人だったなぁ





何故、いつも皮まで切ってしまうのか?と考えたら



ウナギに対して、斜めに包丁を入れればよかった