B20でもうひとつ自分でなんとかしなくてはならなかったのは灰箱の開閉装置です。火室の下には燃えて灰になった石炭ガラを一時的に溜めておく灰箱というのがあります。これがないとまだ火の消えない炭ガラが走行中垂れ流し状態で線路に落ちてしまい危険です。そこで灰箱にいっとき貯蔵して灰を落としても良い場所でこの灰箱の蓋を開けてガラを捨てるのですが、B20の場合、この蓋(ダンパ)を開閉するための機構がないのでした。もちろん蓋自体はついていて、開閉もできるのですがそれを動かす仕組みが無かったのです。説明書では火カキ棒でひっかけて開けてください--ということになっていたのですが、やってみるととてもできません。
そこで、これも塗装を機に開閉棒を取り付けることにしました。構造上、ボイラをおろさないと灰箱自体が取り出せないので、いったん組み立ててしまうとおいそれとはできる工作ではありません。
写真右上が灰箱を真下からみたものです、蓋が半分開いています。その上側にロッドがネジ止めされているのがお分かりでしょうか。これが開閉棒です。
写真左下はその作用部分で、これを前後に動かして蓋を開閉します。
今ならもう少しきっちりとしたものを作るのですが、当時はまだそれほどの知恵も技術もありませんでしたので、単に蓋の側面にネジを切り、ロッドをネジ止めしただけで良しとしてしまいました。そのため操作性はあまりよくありません。
次にボイラを下ろす機会があったらぜひ作り直したい部分です。
しかし操作性はいまひとつでも機能としては十分で、少なくとも火カキ棒で開閉させるよりははるかに上等です。それより困るのは灰箱自体の構造で、実物同様に下すぼまりの形をしているためクリンカがひっかかるとその上に灰が堆積して、いくら蓋を開閉してもきれいにガラが落ちてくれません。
しかたないので灰箱の側面を火カキ棒などでドンドン叩くという乱暴な方法をとることになります。
だいたい1時間連続走行すると「罐がえ」といって火床に残った灰や炭ガラをすべて灰箱に落とし、残った火種であらたに火床を作る作業をするのですが、そのときのガラがしばしば灰箱にひっかかっていて通風を阻害してしまいます。罐がえしたのに妙に圧が上がらないというときはたいていこれです。
このあたりも何とかしたいところなのですが、何年先のことになるやら…。
そこで、これも塗装を機に開閉棒を取り付けることにしました。構造上、ボイラをおろさないと灰箱自体が取り出せないので、いったん組み立ててしまうとおいそれとはできる工作ではありません。
写真右上が灰箱を真下からみたものです、蓋が半分開いています。その上側にロッドがネジ止めされているのがお分かりでしょうか。これが開閉棒です。
写真左下はその作用部分で、これを前後に動かして蓋を開閉します。
今ならもう少しきっちりとしたものを作るのですが、当時はまだそれほどの知恵も技術もありませんでしたので、単に蓋の側面にネジを切り、ロッドをネジ止めしただけで良しとしてしまいました。そのため操作性はあまりよくありません。
次にボイラを下ろす機会があったらぜひ作り直したい部分です。
しかし操作性はいまひとつでも機能としては十分で、少なくとも火カキ棒で開閉させるよりははるかに上等です。それより困るのは灰箱自体の構造で、実物同様に下すぼまりの形をしているためクリンカがひっかかるとその上に灰が堆積して、いくら蓋を開閉してもきれいにガラが落ちてくれません。
しかたないので灰箱の側面を火カキ棒などでドンドン叩くという乱暴な方法をとることになります。
だいたい1時間連続走行すると「罐がえ」といって火床に残った灰や炭ガラをすべて灰箱に落とし、残った火種であらたに火床を作る作業をするのですが、そのときのガラがしばしば灰箱にひっかかっていて通風を阻害してしまいます。罐がえしたのに妙に圧が上がらないというときはたいていこれです。
このあたりも何とかしたいところなのですが、何年先のことになるやら…。
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