蒸気鉄道日記

5インチゲージ・ライブスチーム活動の日々を書き連ねます。

模型胸算用

2014年08月29日 | Weblog
 道楽をいろいろやっているとお金がかかって大変でしょう、とよく言われます。たしかに無趣味な人から比べたら余計な出費が多いかもしれません。しかし、では趣味なし人間が漏れなく懐が豊かかというとそんなこともありません。つまり、道楽イコールお金と考えているのがそもそも勘違いなのではないでしょうか?早い話、路傍の小石をコレクションしていれば元手はタダです。極端な例かもしれませんが、そんなものなのです。現代の道楽者はお金の使い道がはっきりしているので、却って無駄な出費は控えているともいえます。

 しかし、ジャンルによっては出費がキツイこともあるのは事実です。特に鉄道模型、中でも1/80はそうだろうと思います。Nゲージならけっこう安価に楽しめますが、こと16番サイズになるととたんに費用高になります。ライブスチームより費用がかかります。これは事実です。

 「そんなことはないだろう」とお思いかもしれませんが本当のことだから仕方ありません。なぜならライブスチームの場合は、多くの物を自分で作らなくてはならないからです。つまり「手間賃」は要らないわけです。今の世の中人件費ほど高く、かつ圧縮が難しいものはありません。その手間賃がタダ、というか手間そのものが趣味なわけですから非常にコストパフォーマンスは良いわけです。

 加えてライブスチームはほとんど車両に特化した趣味なので、シーナリーとかストラクチャーに費用がかかることはありません。16番のようにわざわざ粉や絵の具を買ってまでウェザリングしなくても、走っているうちに自然に風合いが出てきます。小スケールの模型で機関車1両だけ走らせているのはさびしいものですが、ライブなら機関車だけで十分面白いのですから、かなりお得です。どうしても市販品に頼らざるを得ないのは石炭とオイルぐらいかもしれません。

 翻って、1/80では手のひらに載るようなものでも福澤先生に何人もご登場いただかねばならないことは珍しくありません。「鉄道模型=お金がかかる」というのはこの世界のことではないでしょうか??

 そこで、フトコロのさびしいライブスチーマー兼1/80屋としては、1/80でもライブスチーム的展開、すなわち手間賃タダ路線でいくつもりです。もう少しで定年ですからフトコロはさびしくなりますが時間はぐんと増えます。
 ということで、現在材料の仕入れなどの仕込みをしているところです。

 
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