今日もワクチン接種でてんてこまいでした。
毎年このクリスマスの時期は、インフルエンザワクチン接種のお子さんに、
痛いのがまんして予防注射頑張ったら、きっとサンタさんからごほうびがあるよ。
なんてお話しながらやるのですが、
今年は、診察中にそんな世間話をする余裕も取れない有り様でした。
接種を待つお子さんがたくさんいるので、付き添ってくる親御さんも、
わたしの世間話に相槌を打つことも遠慮するのか、
ただただ、子どもが動かないように必死に抱っこするのに精一杯の様子です。
こんなことは、今年限りだよね、きっと・・・。
でも今日は、おいでになるお子さんたちに、
「昨日サンタさん来た?」
なんて聞きながら診察する時間が少しはありました。
この日記にたびたび登場する、ブロック大好きのAくんは、
なんと地球儀だったそうです。
ブロックはもう卒業で、次にお願いしてるのは望遠鏡なんですって。
大きくなったら、いろんなところにお母さんとばあちゃんを連れて行ってあげるんだって。
こんな会話もありました。
わたし:サンタさん来た?
子ども:うん。来たよ。ゲームもらった。
わたし:いいなぁ。センセイのところには、来なかったんだ。
(そばで介助についた看護師も)
いいなぁ。カンゴフさんとこにも、来なかったんだぁ。
子ども:(わたしの顔を心配そうにのぞき込むように)
・・・おりこうにしてなかったからじゃない?
わたし:(苦笑しながら)そっかぁ・・。
センセイ、毎日みんなに注射してるもんねぇ・・・。
子どもがサンタクロースの存在を信じているのは、いくつまででしょう。
サンタなんて本当はいない、プレゼントはお父さんやお母さんが準備するもの、
と初めから教えているご家庭もあるようです。
それはそれで、ひとつの方針。
我が家では、どうやってサンタが来たように演出するか、
それが毎年この時期のわたしたちの楽しみでした。
絵本などでは、サンタは煙突から入ってくることになってるのですが、
もちろん我が家に煙突などはありません。
子どもたちも、今夜は寝ないでサンタがどこから来るのかを見届ける、
などど言い出すこともありました。
ある年はこんな工夫をしました。
まだ子ども達がまだ小さかったので、親子4人で同じ部屋で寝ていました。
でもそのイブの夜は、夫が電話でお産で呼び出されたりして、
それでなくても期待と興奮で寝付けない子どもたちも、起きてしまったのです。
すっかり寝込んだところで枕元にプレゼントを置こうと思っていたのに、
計画は変更せざるを得ません。
仕方なく、わたしも子どもたちを連れて階下のリビングに降りていって、
お産に行った夫を待ちながら、
さて、どうやって演出しようかと内心策を練っていました。
夜中、帰ってきた夫が、ばたばたと2階へ駆け上がっていきます。
んんん? どうしたのかな?
と思っていたところに、またばたばたと降りてきて、
みんな、ちょっと、ちょっと、早く2階に来て! と夫。
行ってみると、階段を上がったところの北側の窓が開いていて、
なんとその下にプレゼントが!
時計は12時を少し回ったところでした。
「お父さんが病院から帰ってくる時に、家の2階の窓が開いてたんで、
気になって行ってみたら、これが置いてあったんだよ!
きっと、窓から来たんだ!」
と興奮気味に子どもたちに話す夫。
「ほんとだ! 窓から来たんだねぇ!」
とはしゃぐ子どもたち。
(わたしもびっくり!)
とうちゃん、えらい!
あなたは主演男優賞だよ!
毎年こんなことをやってたので、実はうちの子どもたち、
今時の子にしては恥ずかしいぐらい大きくなるまで、
サンタクロースを信じていました。
いや、もしかしたら、ある時期からは本当のことはわかっていて、
でも演出しているわたしたちを気遣ってくれてたのかも知れませんが・・・。
ともあれ、サンタを信じさせようと何日も前からあれこれ演出を考えていたあの頃、
宝物のような時間でした。
毎年このクリスマスの時期は、インフルエンザワクチン接種のお子さんに、
痛いのがまんして予防注射頑張ったら、きっとサンタさんからごほうびがあるよ。
なんてお話しながらやるのですが、
今年は、診察中にそんな世間話をする余裕も取れない有り様でした。
接種を待つお子さんがたくさんいるので、付き添ってくる親御さんも、
わたしの世間話に相槌を打つことも遠慮するのか、
ただただ、子どもが動かないように必死に抱っこするのに精一杯の様子です。
こんなことは、今年限りだよね、きっと・・・。
でも今日は、おいでになるお子さんたちに、
「昨日サンタさん来た?」
なんて聞きながら診察する時間が少しはありました。
この日記にたびたび登場する、ブロック大好きのAくんは、
なんと地球儀だったそうです。
ブロックはもう卒業で、次にお願いしてるのは望遠鏡なんですって。
大きくなったら、いろんなところにお母さんとばあちゃんを連れて行ってあげるんだって。
こんな会話もありました。
わたし:サンタさん来た?
子ども:うん。来たよ。ゲームもらった。
わたし:いいなぁ。センセイのところには、来なかったんだ。
(そばで介助についた看護師も)
いいなぁ。カンゴフさんとこにも、来なかったんだぁ。
子ども:(わたしの顔を心配そうにのぞき込むように)
・・・おりこうにしてなかったからじゃない?
わたし:(苦笑しながら)そっかぁ・・。
センセイ、毎日みんなに注射してるもんねぇ・・・。
子どもがサンタクロースの存在を信じているのは、いくつまででしょう。
サンタなんて本当はいない、プレゼントはお父さんやお母さんが準備するもの、
と初めから教えているご家庭もあるようです。
それはそれで、ひとつの方針。
我が家では、どうやってサンタが来たように演出するか、
それが毎年この時期のわたしたちの楽しみでした。
絵本などでは、サンタは煙突から入ってくることになってるのですが、
もちろん我が家に煙突などはありません。
子どもたちも、今夜は寝ないでサンタがどこから来るのかを見届ける、
などど言い出すこともありました。
ある年はこんな工夫をしました。
まだ子ども達がまだ小さかったので、親子4人で同じ部屋で寝ていました。
でもそのイブの夜は、夫が電話でお産で呼び出されたりして、
それでなくても期待と興奮で寝付けない子どもたちも、起きてしまったのです。
すっかり寝込んだところで枕元にプレゼントを置こうと思っていたのに、
計画は変更せざるを得ません。
仕方なく、わたしも子どもたちを連れて階下のリビングに降りていって、
お産に行った夫を待ちながら、
さて、どうやって演出しようかと内心策を練っていました。
夜中、帰ってきた夫が、ばたばたと2階へ駆け上がっていきます。
んんん? どうしたのかな?
と思っていたところに、またばたばたと降りてきて、
みんな、ちょっと、ちょっと、早く2階に来て! と夫。
行ってみると、階段を上がったところの北側の窓が開いていて、
なんとその下にプレゼントが!
時計は12時を少し回ったところでした。
「お父さんが病院から帰ってくる時に、家の2階の窓が開いてたんで、
気になって行ってみたら、これが置いてあったんだよ!
きっと、窓から来たんだ!」
と興奮気味に子どもたちに話す夫。
「ほんとだ! 窓から来たんだねぇ!」
とはしゃぐ子どもたち。
(わたしもびっくり!)
とうちゃん、えらい!
あなたは主演男優賞だよ!
毎年こんなことをやってたので、実はうちの子どもたち、
今時の子にしては恥ずかしいぐらい大きくなるまで、
サンタクロースを信じていました。
いや、もしかしたら、ある時期からは本当のことはわかっていて、
でも演出しているわたしたちを気遣ってくれてたのかも知れませんが・・・。
ともあれ、サンタを信じさせようと何日も前からあれこれ演出を考えていたあの頃、
宝物のような時間でした。