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ジャック・リッチーのあの手この手 ジャック・リッチー

著者の本は「クライムマシン」に次いで2冊目。前作の「クライムマシン」「エミリーがいない」の印象が強烈で、期待が大きすぎたせいかもしれない。本書を読み始めたところでは、「あれっ?たいしたことないかも」と思ってしまったが、数編読んでいるうちに「やっぱりこれはいいぞ」と感じるようになってきた。南北戦争の話などあまりぴんとこない題材の作品も混じっているが、どれも一筋縄ではいかないまさに「あの手この手」で読者を楽しませるひねりのきいたお話ばかりで、楽しい時間を堪能した。日本独自の短編集とのこと、海外での評判は良く判らないが、全世界的に再評価されてもおかしくないと感じる作家だ。(「ジャック・リッチーのあの手この手」 ジャック・リッチー、ハヤカワミステリー)

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