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イチロー&マクガイアのルーキーカード

2007年07月30日 | コレクティブル
イチロー選手が大リーグ移籍後の通算1500安打を記録した。大リーグ史上3番目の早さ(1060試合)での達成だという。イチローが大リーグに移ってから7年目。ということは、イチロー選手の大リーグでの野球カードが初めて発売されてから7年目ということになる。このブログの5月30日付記事でイチローとマクガイアのサインを紹介したが、この写真は、その2人のルーキー・カードである。ルーキー・カードと言うと、あるスポーツ選手の最初のカードとか、ルーキーの年に発行されたカードということなのだが、やや厳密に言うと実は次のような定義がある(これで100%正確かどうかは私にもやや自信がないのだが)。
 ①その選手が正式な試合に出た後に発行されたカードであること
 ②特殊な種類のカードではなく、一般的なカードであること
 ③どこでも誰でも比較的簡単に手に入る大手メーカーが発行したものであること
なぜこのように厳密な定義があるかというと、ルーキー・カードは「最初のカード」であるということで、それ以外のカードに比べて人気が圧倒的に高く、値段も10倍以上することがままあるからである。
但し、①の基準はそれほど厳密ではないようだ。例えば、ここに載せたマクガイアのルーキー・カードは、実は彼が大学野球で活躍したためにプロ選手と同じように作られたものだが、このカードが発売された時は、まだ大リーグの試合の出場経験がなかったらしい。使われている写真も「大学野球アメリカ選抜チーム」のユニフォーム姿のものだ。しかし、なぜかこのカードは、昔から彼のルーキー・カードとして扱われており、値段も他のカードに比べて何十倍も高いのである。これについては時々、野球カード専門誌などでも、「本当はこのカードはルーキー・カードではない」という議論を見かける。しかしこのような意見があっても、大半の人々が、このカードをルーキー・カードと考えているので、一向に値段は下がらない。要するに①のような基準があっても、最後の基準は「人々がルーキー・カードと考えるカードが、ルーキー・カードである」という、実にいい加減な定義になってしまうのである。

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