ネット書店で「カンボジア」で検索して面白そうなので購入したのだが、現物をみて驚いた。この著者、どれだけのリスクを負っているのだろうかと他人事ながら心配になるほど、物理的にも法律的にも危険な現場取材ばかりが並んでいる。ある意味、読むのも憚られるような内容と言って良いだろう。お目当てのカンボジアのところも読んだが、自分の知っているカンボジアとのあまりの違いに驚かされた。1,2日だけの出張でその国の本当のところを知ることができるとは思わないが、それにしても何度も訪れているカンボジアという国に対するイメージとあまりにもかけ離れている。どちらも本当と言ってしまっては実も蓋もないが、これからは出張するときにもう少し気を付けた方が良いなぁと思った。(「ヤバい現場に取材に行ってきた」石原行夫、彩図社)