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韓国人による沈韓論 シンシアリー

本書は、シリーズの2冊目で、前作を読んでいないので、本書を読んでしまうのが少し躊躇われたが、セウォル号沈没事故のことが書かれているということなので、日本びいきの著者(著者の本を読むのは初めてだが、本の題名や著者の紹介文などから「日本びいき」なのは明らか)がこの悲劇がどのように考えているのか興味をひかれ、読むことにした。本書では、やはり沈没事件について、終始韓国や韓国人の国民性に根差したものという捉え方をしている。国民性というものを云々したりそこから教訓を導き出そうとする性向は、もちろんどの国の国民にもあることだが、韓国の場合は、何かについて語る時、そのどちらのサイドにもそれが強くあるようだ。また本書を読んでいて、沈没事件の話以外のところで、とにかく韓国について知らないことの多さに驚かされた。特に朝鮮戦争前後に韓国で何が起きたのか、本書を読むまで、韓国にこうした歴史があったことさ全く知らなかった。色々考えたり意見を言う前に、少なくともこうした事実を知っておく必要があることを痛感、一度こうした本をまとめて読む必要があるかもしれないなぁ、と思った。(「韓国人による沈韓論」 シンシアリー、扶桑社新書)

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