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最後のおでん 北大路公子

本書を読了し、刊行されている著者の単行本6冊を全て読んだことになる。立て続けに読んだので最後のほうはやや惰性で読んでしまった感じだが、全て満足のいく面白さだった。こうなると、雑誌に掲載されたがまだ単行本になっていない作品を探さなければ著者の作品は読めないが、そこまでは出来ないので、しばらく著者の作品はお預けということになるが。致し方ないことだ。未読の本が手元に何十冊もあり、すぐにも読みたい本が何冊もあるなかで、こうして同じ作者の本を一気に読んでしまうというのは、最近あまりなかったことのように思う。問題は、これから著者の本を他の人に薦めるかどうかだが、誰が読んでも面白いだろうとは思うが、自分が薦めてよいものかどうか、少し迷ってしまう。複雑な心境だ。(「最後のおでん」 北大路公子、寿郎社)

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