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セルジオ・ガルシア RC GOLF

2009年05月06日 | コレクティブル
プロゴルファー、セルジオ・ガルシアのルーキー・カード(RC)。2007年7月23日にサインを紹介した時にふれたが、デビュー当時、彼は「神の子」とあだ名されていたが、その後スランプに陥った。いつからスランプに陥ったのかなどの知識がないので正確なところは判らないが、このRCの製造時期はデビューから少し時間が経ってからのものなので、スランプに差し掛かってからのもののように思われる。そういう風にみると、何だか自信なさげで浮かない顔をしているようにも見える。最近またいろいろなトーナメントで上位に顔をだしており、復調の兆しがみられるようだ。写真を見る限りは、顔の表情とか印象は別にして、見た目そのものは今とあまり変わっていないような印象を受ける。

ウェブはバカと暇人のもの 中川淳一郎

2009年05月06日 | 読んだ本
本書は「ウェブ・サイトの運営者」という立場の著者がウェブ社会の暗い実情を語った書である。ITジャーナリストや評論家は「すべての人が自分の意見を表明できる場所」「集合知が実現する場所」としてウェブの未来を明るく語るが、「サイトの運営者」から見えるウェブの社会はそんなきれいごとでは済まない、様々な問題を抱えている社会だということが判る。ネット内の情報の大半はほとんど価値のないものだという点は了解しているつもりだし、本書で語られているような「ネット上で行われる陰湿ないじめ」の存在についても知識としては知っているつもりだったが、本書に書かれた事例を沢山読むにつれて、段々恐ろしくなってくる。ちょっとした不用意な発言や揚げ足取りからこれほどひどいいじめが行われているという事実に驚かされる。「サイトの管理者」として常識のない人間やクレーマーへの対応に辟易している著者の姿が眼に浮かぶ。挑発的な題名も十分意味のあることだということが了解される。誰もが題名のようなことを薄々感じていたと思うがそれをここまではっきり言い切ってくれたという思いだ。世の中に蔓延する「ネット社会への幻想」を打ち砕くのに十分なパワーを持った本である。しかし本書の最後の章は、こうしたウェブ社会の暗部を全て知った上での対処法を教えてくれる。その対処法さえ知っていれば何も怖くないという対処法だ。最初は暗澹たる気持ちだったが最後に随分明るくなるのが本書の一番良いところだ。(「ウェブはバカと暇人のもの」中川淳一郎、光文社新書)