イチローがついに9年連続200本安打という大リーグ史上初の記録を達成した。「スポーツ選手のサインを集めている」というと、必ず「イチローのサインは持っているか」と聞かれる。イチローのサインを単独で紹介したことがまだなかったので、記録達成を記念して、ここで紹介しておきたい。大リーグ選手のサインを集めている人、日本のプロ野球選手のサインを集めている人はもちろんだが、私のようにあまりジャンルにこだわらずサインを集めている者にとっても、イチローのサインは必須アイテムのような感がある。コレクターの心理としては、その点で「イチロー選手」は特別であり、他のスポーツ選手、例えば松井選手や松坂選手と比べても大きな差がある。コレクターの満足度においてイチローに対抗できる日本人の野球選手は「野茂選手」だけだ。日本人の大リーグへの道を切り開いたパイオニアであり、数々の記録を打ち立てた大選手であり、その上、サイン枚数が極めて少ないこと、この3点が、彼のサインがイチロー選手と同等の人気を呼んでいる理由だ。
歴代の大リーグ三冠王のひとりということで既に紹介したことがあるが、これは、大リーグで1966年に三冠王を獲得した往年の名選手フランク・ロビンソンのサインとグローブをあしらったコレクティブルである。ちょうどイチロー選手が大リーグデビューを果たした2001年に製造されたもので、これと同じデザインのイチロー選手の有名なコレクティブルが存在する。フランク・ロビンソンという選手は、三冠王を獲得したり、史上初めて両リーグのMVPになったり、黒人初の大リーグ監督になったりと、歴史的に重要な役割を果たしたレジェンドなのだが、その割にはあまり知名度や人気がないようにも思える。三冠王の選手だし、サインは密度の濃い立派なものだし、コレクティブルの部分はグローブということで希少価値も高いし、私としてはとても良い一品だと思うのだが、世間的にはあまり需要がないようである。
これは(私にとってだけかも知れないが)少し謎の多いコレクティブルである。表の図柄は1959年のワールド・シリーズの時のもので、シリーズの趨勢を決定づけた有名なシーンであるらしい。また、59年のワールド・シリーズがどのようなシリーズであったかは、ネットでみることもできるし、このカードの裏面に印刷された内容からある程度知ることができる。それらによると、この年のワールドシリーズはドジャースVSホワイトソックスの組み合わせで4勝2敗でドジャースが世界一に輝いたということは判る。しかし、このカードにサインした選手が誰なのかが、私にはよくわからないのだ。
この図柄にサインをするのだから、ドジャースの一員であることは間違いないと思う。また、試合中の1シーンが図柄になっているのだから、シリーズの流れを決定づけたような重要な出来事に関係した選手のサインであることも想像がつくのだが、スペルを見ても誰のサインだか全然判らないのである。
このカードは「バイバック」といって、既にかなり前に製造・販売されて市中に出回っているものを製造業者が買い戻し、そこに選手にサインをしてもらってふたたび売り出すというコレクティブルの1種だ。なぜそのようなことをするかというと、最初に製造・販売した時にはカードにサインをしてもらって売り出すという発想がなく、その後そうしたコレクティブルがあればいいのにということになったということだろう。この図柄の既存カードにこれと同じサインが書かれたものをアメリカの雑誌で見たことがあるので、私の持っているものも偽物ではないと思われるし、いろいろ調べても判らない選手のサインだから、偽物を作るほど高価なものであるとも思われない。結局未だに誰のサインなのか判らないのである。誰のものか判らないまま所有し続けているサインというのは、私のコレクションではこの1枚だけである。
この図柄にサインをするのだから、ドジャースの一員であることは間違いないと思う。また、試合中の1シーンが図柄になっているのだから、シリーズの流れを決定づけたような重要な出来事に関係した選手のサインであることも想像がつくのだが、スペルを見ても誰のサインだか全然判らないのである。
このカードは「バイバック」といって、既にかなり前に製造・販売されて市中に出回っているものを製造業者が買い戻し、そこに選手にサインをしてもらってふたたび売り出すというコレクティブルの1種だ。なぜそのようなことをするかというと、最初に製造・販売した時にはカードにサインをしてもらって売り出すという発想がなく、その後そうしたコレクティブルがあればいいのにということになったということだろう。この図柄の既存カードにこれと同じサインが書かれたものをアメリカの雑誌で見たことがあるので、私の持っているものも偽物ではないと思われるし、いろいろ調べても判らない選手のサインだから、偽物を作るほど高価なものであるとも思われない。結局未だに誰のサインなのか判らないのである。誰のものか判らないまま所有し続けているサインというのは、私のコレクションではこの1枚だけである。
昨日の総選挙を記念してということもないが、数少ない政治家のサインを紹介しておく。第41代アメリカ合衆国大統領ジョージ・ブッシュのサインである。政治家のサインとしては「サッチャー元英国首相」のもの(2007年5月27日に紹介)に次いで2枚目。こうした政治家のサインはなかなか手に入りにくいというイメージがあるが、最近になってわずかではあるが製造販売されるようになってきている。このサインカードには、1947年にブッシュ元大統領がイエール大学野球部のチーム・キャプテンを務めていた頃の写真が使われており、やや珍しい貴重な部類に入るだろう。サインの裏面には「限定25枚製造」という刻印が押されており、こうした政治家のサインとしては数多く製作されている方だと思われる。
米国の女子プロゴルファー、ベス・バウアーのサイン&RC。ゴルフウェアのコレクティブルも付いている。アマチュア時代に活躍をして鳴り物入りでプロになった選手だが、今のところあまり活躍のニュースは聞かれない。サインは、女性特有の丸文字に近いが、バランスのとれた良い出来映えである。スピード感がある一方で、手抜きしていないところも良い。
TVドラマ「スモールビル」にトビアス役で出演していたグレイストン・ホルトのサイン。こちらも、同作品以外では「4400」等、数本の作品にしか出演していない。IMDBで年齢を調べても20歳前後であることしか判らないが、若いことは間違いないので、これからどのような作品にでてくるか、一応楽しみにしておきたい。
TVドラマ「スモールビル」にアンドレア役で出演していたデニス・キノネスのサインである。プエリトリコ出身とあるので名前の読み方は「キノネス」ではなく「キニョネス」のような気がするが良く判らない。プエリトリコの代表で2001年のミス・ユニバース優勝者とのことである。出演作品は上記のものを含めて数本程度、演技力が今後の課題なのかもしれない。
名女優リンゼイ・ワグナーのサインである。リンゼイ・ワグナーというと、子供の頃見た記憶のあるアメリカのTVドラマ「バイオニック・ジェミー」の主人公役の女優として有名で、私もそれしか知らなかったのだが、このサインを見て驚いた。サインの下に「ペーパー・チェイス」という文字を本人が書いているのである。調べてみると、リンゼイ・ワグナーはかの名作「ペーパーチェイス」のヒロイン役でもあった。「バイオニック・ジェミー」という強いアメリカを具現化した100%娯楽作品の主人公と、自信喪失気味の悩めるアメリカを象徴するような「ペーパーチェイス」のヒロインを重ねて考えることがなかなかできない。彼女が自分のサインに「ペーパーチェイス」と書き込むのは、自分の代表作は彼女を有名にした「バイオニック…」ではなく、最初に出演した「ペーパーチェイス」なのだと、無言で訴えているようで大変興味深い。
アメリカの女子プロゴルファー、クリスティーナ・キムのサイン&RC。先日の全英女子オープンで宮里藍と並んで3位タイになった選手である。TVの試合中継を観ていてプレー中に奇声を発してギャラリーに受けていた。サインを持っていたのではないかと思って探したら、確かにあった。全く気にしていたかったのでどうやって手に入れたのかは覚えていない。
ロシアのプロテニスプレーヤー、エレナ・デメンティエワのサイン。実は、2007年7月13日に紹介した「杉山愛選手」のサインは、彼女とのダブルサインで、写真をみると彼女のサインがある。但しその時はまだまだちゃんと紹介するよう選手ではないと思いこんでおり、全くそのことに言及せずに済ませてしまった。それが、最近急速に実力をつけ、現在は世界ランキング4位まで上昇している。また、2008年の北京オリンピックでは見事女子シングルスで金メダルを獲得した。ただ、ツアーで13勝をあげているが、4代大会では全仏、全米での準優勝が最高でまだ優勝の経験はない。いずれビックタイトルをとるものと期待されている。
前述の杉山選手とのダブルサインは、日本人にとっては「杉山選手のサイン」だが、世界的には「デメンティエワのサイン」ということになっているのだろう。ダブルサインには、当時は脇役だった選手のサインの方がいつの間にかメインになっているという逆転現象があり、それも楽しみの1つだ。
前述の杉山選手とのダブルサインは、日本人にとっては「杉山選手のサイン」だが、世界的には「デメンティエワのサイン」ということになっているのだろう。ダブルサインには、当時は脇役だった選手のサインの方がいつの間にかメインになっているという逆転現象があり、それも楽しみの1つだ。
俳優ロブ・ロウのサイン。サインの形状、大きさ、全体のデザインなど、どれも申し分ない非常に素晴らしい1品である。すでにこのブログでも紹介したが、私にとっては「セント・エルモス・ファイアー」は特別な映画で、その主役であった彼のサインをオフィシャルなしっかりした形で入手できたのはラッキーだった。製造会社のHPによるとこのサインの製造枚数は世界で5枚以下とある。同じデザインのチャールトン・ヘストンなどはすでに紹介したが、これは私にとってはそうしたビッグネームのサイン以上に嬉しいものだった。
インド出身の女優パドゥマ・ラクシュミのサイン。「スタートレック」に端役として出演していたことがあり、このサインもその時の写真が使われている。但し、映画出演はそれ以外にはほとんどめぼしいものもなく、女優というよりはTVのキャラクターという方がふさわしいかもしれない。といってもそのTV出演も年間数回程度なので、それほど売れているという感じではないだろう。
映画「ハリーポッター:炎のゴブレット」で、ダームストラング校のカルカロフ校長役を演じていたプレデラク・ビジュラクのサイン。映画では細かい部分は判らないが、本の方では威勢はいいが臆病で、姑息な手段に訴えたあげく策におぼれて恥をかくという役柄になっていた。しかもその後の第6話では死喰い人に殺されてしまう。「カルカロフ」という名前をみると私などは「旧ソ連の軍人の名前」という印象を持つ。ハリー・ポッターのシリーズに対しては様々な批判があるが、こうしたステレオ・タイプの偏見のようなものを随所に感じることもそうした批判の原因の1つといえるだろう。映画では完全な端役だったので、私のようにサインを集めるために映画の端役にも注意を払うという見方をしていなければ、登場したことすら覚えていない人が多いのではないか。
映画「ハリーポッター」シリーズで、憎たらしいバーノンおじさん役を演じているリチャード・グリフィスのサイン。客観的に考えれば、息子ダドリーに対する溺愛ぶりはいただけないが、その他の「魔法使いに家をめちゃめちゃにされては困る」という反応はごく真っ当なものかもしれない。映画の彼の演技を見ているとやや過剰演技のようにも思える。これまでの経歴としては、映画出演が主でTVドラマなどへの出演はそれほど多くないようで、ハリーポッターに出演する前の作品名をみると、どちらかというと彼のキャラクター・イメージとは違って文芸作品のようなものへの出演が多かったことがわかる。また経歴によれば耳の不自由な両親の元で手話で会話しながら育ったとのことで、私としては勝手に想像するしかないのだが、そうした環境が彼の顔の演技の表情などを豊かなものにしているのではないかとも思われる。
アメリカの映画俳優、マイケル・マドセンのサイン。ヒール役のスペシャリストなで、彼のこれまでの出演作品数は149というからすごい。さらに驚くのは、インターネットのデータベースをみると今後の出演予定作品が26作品もリストされていることだ。ほとんどが2009年から2010年の2年間に製作される映画ないしドラマだから、年間10本以上の作品に登場する予定ということになるだろう。これはこれまでここで紹介してきた300人以上の俳優のなかでも断トツに多い気がする。これまでの出演作としては「スピシーズ」「007ダイ・アナザー・デイ」「キルビル」「シン・シティ」などがある。