燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医徳田安春の最新医学情報集。問診、フィジカル、医療安全、EBM、臨床研究に強くなれます。

アルコールは 連載 その27

2013-04-29 | 本の紹介

 今回はGW中なので、短めに飲酒についてです。

 フランスでは、ほかの欧米諸国と同じように脂肪摂取量が多いにもかかわらず、動脈硬化性疾患である虚血性心疾患がすくないことがわかっています。 これを「フレンチ・パラドックス」と呼んでいます。

 原因は諸説ありますが、赤ワインをよく飲む習慣が影響しているといわれています。 赤ワインの成分として脚光を浴びるようになったのが「ポリフェノール」です。 また、最近の研究によると、赤ワインに含まれている「レスペラトロール」が老化を遅らせる可能性があることがわかりました。

 アルコールは日本酒で一合、缶ビールなら一本、ウイスキーならダブルで一杯を目安に節制しましょう。 少量なら、アルコールは害にはなりませんが、習慣的に飲酒をつづけると、どうしても量が増えていく心配があります。 現実に、最近はアルコール依存症が増えてきています。 アルコール依存症となる心配があるため、これまで飲酒していない人が、あえて飲酒をはじめることはすすめられません。

 今回はこの辺で、しかし適量でやめる自信は今でもありません、飲まないなら飲まないで我慢できますけど、少しでも飲んでしまうと、、、。

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