日野原重明先生は、85歳以上で社会活動を行っている人々を「新老人」と命名しました。
100歳以上で元気に社会活動を行っているスーパー老人は「超老人」と呼べるでしょう。
日野原先生ご自身が超老人です。
100才の時点で、睡眠時間は5時間、一日の摂取カロリーは1400カロリーのみ、立ったままの講演を一日に三ヶ所もこなし、一ヶ月に一冊のペースで本を執筆するなど、超人的ご活躍です。
百寿者で活動的で自立した生活を送っていた人では、死後に病理解剖が行われても、明確な死因が特定できず、「老衰」と死因分類されることも多いといわれています。
長寿地域として有名な沖縄県大宜味村には、長寿の碑が建てられています。
その碑文には、「80はサラワラビ(童)、90になって迎えに来たら百までまてと追い返せ。我らは老いて益々意気盛んなり」と刻まれています。
つまり、死神は100歳まで来るなというくらい、その地域では超老人が多いのです。
老人となった方々も、経験と叡智の豊かな「超老人」として、これからの日本社会をリードしてほしいものです。
今回はここまでです、しかしここでは天気についてよく書いてますが、またまた来ました、沖縄では今日夏日になると、四日連続となり過去最長の新記録だそうです、暖かいというより暑いです、では次回に。
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