燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

Palliative & Provocative Factors:軽快・憎悪因子

2023-02-15 | 闘魂症例検討会

みなさん、こんにちは。

 

医師

「ずっと痛いのですか?」

「楽なときもありますか?」

 

患者

(より具体的に、「横になっているときはどうですか?」)

安静にしても軽快せず。

 

慢性頭痛の代表的な疾患である片頭痛は、安静(臥床)により軽快することが多い。

 

特別な片頭痛で脳梗塞をきたすこともあるが、一般的には良性の頭痛である。

 

逆に、安静にしても軽快しないときは重篤な疾患のことが多い。

頭痛のレッドフラッグ(緊急度や重症度の高い疾患の可能性が高いこと。表3)には、「安静で軽快せず」を意味する項目、すなわち、いつもと異なる、がある。

 

今回の症例では、「安静にしても軽快せず」ということであった。

これはレッドフラッグである。

 

 
表3 頭痛のレッドフラッグ
 

(1)突然の頭痛

(2)今まで経験したことがない頭痛

(3)いつもと様子の異なる頭痛

(4)頻度と程度が増していく頭痛

(5)50歳以降に初発の頭痛

(6)神経脱落症状を有する頭痛

(7)癌や免疫不全の病態を有する患者の頭痛

(8)精神症状を有する患者の頭痛

(9)発熱・項部硬直・髄膜刺激症状を有する頭痛

 

 

写真:沖縄本島北部、恩納村の海岸です。

 

 

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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