自然の慣性に身をまかせて

自然から得られた重力と遠心力をスキーでいかに推進力に変換できるか楽しんでいる山猿510の記録です。

コルドヴァという熱い思い

2013-03-18 20:35:09 | 実使用インプレッション
かっこいいより、山スキーに対する今感じる素直な気持ちを表現したブログを作りたいと思う山猿です。

今日本屋に行ったら、アウトドアウェアーの雑誌PEAKSにVector glide(以下VG)の特集があった。

内容はVGの成り立ちから、商品に対する思いなど
もの作りをしている人、道具が好きな人には、一度は読んでもらえるとうれしい。

この内容はVGのHP内にあるphilosophyでも理解できるが
やはりVGのもっともいいと思える思想は、いい板はいつまでも使える。なのでいい板を提供したら、同じ板を
出し続けるという思想。

商業ベースだと、やはり少しでも新しい板を毎年提供し、常に顧客には毎年板を購入してほしいもの
それをVGはしていない。とても非効率な販売方法

でもそれを貫く秋庭さんはやっぱり文句なしにかっこいい!!

そんなVGのフラッグシップがコルドヴァ

開発当時はセンター85mmはファットスキーだった
それがセミファットになり、今はファットの部類すら入らない太さ。

しかし開発から10年たっても基本構造は変えていない
それどころか板の説明文も一貫して同じ

今どきセンター85の板、ツアー用の軽量板以外、真剣に作っている板はない
それをVGは今もフラッグシップモデルとして扱っているのは、やっぱ所有者としてうれしい。

「アラスカ、コルドヴァの名を持つこのモデルは、厳密に考えられたアウトライン・フレックスにより、あらゆるコンディションにおいて高いパフォーマンスを発揮します。」

今回の雑誌でも上記内容はほとんど変わってなかった。それどこか、あえてコルドヴァは新品ではなく、使用感のある傷のある板をあえて記載。まるで道具は使ってナンボだといわんばかりに

私も最初はいろんな記事でVGを知り、そしてVGの異常なまでの熱狂ファンも知った。
最初「そんなにいいの?」と不思議だった。それが偶然にもVGの板を試乗することができ、コルドヴァ170を履いた瞬間
「なんだ!!この走る板は!!」とすぐに虜に。しかし驚いたのはそれだけではない
この板はちゃんと滑らないと、全然板が気持ちよく滑らない。まるで板が本来のスキーの滑り方を教えてくれる。
おかげで、ポジションから、板の使い方、力のかけ方、はたまたインナーマッスルの鍛え方まで、板に教えてもらった。

こう書くといいことばかりだけど、正直自分には難しい板で、山での難しい条件ではうまく滑れなかったことも多く、面白く滑れず、1シーズン滑れなかったこともあるぐらい

でもやっぱりうまく山で滑れた時のカービング、板の走りが忘れられず、TLT化すれば、よりフレックスが出やすくなり自分好みになるのではと思い、思い切って今シーズンTLT化にした。
そして真のコルドヴァ乗りになるためにインナーマッスルのトレーニング等もした

今のところ、板が自分好みになった気がするし、乗りやすくなった気がする。

こんな作り手、そして乗り手としても思いが詰まった板に乗れてすごく幸せ。

今春はコルドヴァとどんないい思い出ができるか、今から楽しみ

P=syu
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2 コメント

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本当ですよね〓 (マーク)
2013-03-19 22:30:13
日曜日は勧めてくれて有り難う御座います♪おかげで久々に乗ったコルドバしかもメタル!最高でした(^O^)板走りまくっても安定しモットトバセとコルドバに誘導されてしまいました(^w^)
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メタル (山猿)
2013-03-20 22:25:10
>マークさん

試乗されたのですね、うらやましいです。メタル乗りこなすなんてすごいです。板の走り、ターンのキレは気持ちいいですね。でも山スキーだと板の重さも気になりますね。
 私の板の購入基準は、いかにその板を惚れることができるか?です。それは板の性能もですが、それい以上に自分が気になる板であれば購入しようという考えです。マークさんもそんな板が見つかるといいですね。
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