自然の慣性に身をまかせて

自然から得られた重力と遠心力をスキーでいかに推進力に変換できるか楽しんでいる山猿510の記録です。

ストックについて考える

2012-05-20 14:17:50 | 物欲(スキー)
あまり重要視されていない感じがするストックについて、私なりに最近感じたことを書いてみる。

山スキー、パウダーをする前は、そこそこ軽ければいいと思っていたストックです。
しかし山スキー、パウダーをしてからは少々考え方が変わりました。

まずパウダー、そもそも重心はやや後ろで滑ります。
そこで少しでもストックの出し方が遅いと、それが引っかかる形になり、滑りの体制が崩れてしまいます。
逆にストックワークがしっかりしていると、そこそこ地形が凸凹していても体制が安定します。

そんな意味で軽いストックというより、スイングのしやすいストックは重要に感じます。

これは春の山でも実は同じ、かなり地形が凸凹している時は、ストックでしっかり体制をキープ → コブ斜面と同じ考えです。
このことを肌で実感したのはこの下の写真のストックからです。

上:ガイド(LIFE-LINK)570g
下:不明(blackdiamond)???g

以前はブラックダイアモンドの物を使用していたけど、雑誌で見るLIFE-LINKの赤いバスケットにあこがれて楽天ポイントで通販購入
ということで赤いバケットも交換


持ってみるとLIFE-LINKは少し重い程度なのでいいかな~と思っていたけど、いざ滑ると、なんだかスイングウエイトが重い。

ということでブラックダイヤモンドを再度つかうとやっぱりブラックダイヤモンドの方が振りやすい。
結構使ってみないとかわらないものがあるんだなーと実感。なにより滑り心地よさが違った。

でもブラックダイヤモンドで別の問題発生。ストックがすぐ縮んでしまう。

ONYXはつま先にあるブーツとの接合部をストックで押すことにより履くことを可能にしている。
DYNAFITはスイッチのオンオフのように、単なる開閉の2パターンしかないが、ONYXはオンオフ方式ではなく、押す力加減で解放量が変わる
これが誤解放を防ぐONYXの最大の魅力でもあるが、かなり力をいれないと開かないというデメリットもある。
(ということで、女性版のRubyがでたのだと思う)
このONYXをブラックダイヤモンドのクリップ方式で解放を試みると、ビンディング解放する前に簡単にストックが収縮してしまう。
はっきり言って、使い物にならない。

これはコブ斜面を滑っていたときも、同じ現象があった。
ということで、なんだか不満足な状態。自分の求めるストックがほしくなった。

ということで自分がほしいと思うストックをもう一度考えてみる
1)スイングウエイトが自分にとっていいもの
   → これ重要、みんなが使いやすいではなく、自分が振りやすいもの
2)強く突き刺しても伸縮しない
   → そもそも伸縮タイプは自分の山スキースタイルに必要ないこともわかった。
3)ストックがゾンデ棒(プローブ)になる
   → やっぱり知人に何かあったとき、自分はもちろんザックに持っているけど、回りの人がもっていない場合は貸すことができるから
4)見た目がいいもの
   → 赤いバスケットが使える物というとLIFE-LINKかな

でいいなと思ったのが、LIFE-LINKのAC/BC

ベクターグライドの秋庭さんスイングウエイトがよくて使用していると雑誌でみたし、長さも5センチ単位で調節できるみたい。

東京出張の時、実物を確認して、もし自分にとてスイングウエイトが調子よければお金もないので、楽天ポイントをためて購入しようっと思う。

ちなみに山スキーで便利なストックといえばウィペットセルフアレスト(ブラックダイヤモンド)

だと思うけど、滑降中に転んで、自分に刺してしまわないか心配だという人にはこんな便利なストックが

グリベル コンドル(重量  450g)


これがスイングウェイト軽くて、伸縮問題もなければ、これもありかも、なにより軽いです。