晴耕雨読、山

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湯気が伝わってくる「峠うどん物語」

2011年11月20日 | 読書
「カシオペアの丘で」以来の重松清の作品。タイトルだけで暖かさが伝わってきそうだが、読んでそのとおり。斎場の前にある祖父母が営むうどん屋「峠うどん」を手伝う中二の女の子と家族、斎場で旅立ちを見届けた人たちとのショートストリーがこれでもかと。今年読むからこそ余計に味が深まるのかもしれない。チョットくさい気もするが、うどんと熱燗が恋しくなってしまった。
<昔悪ガキだった坊主が恩師の葬式で送る場面には…>