スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(ウクライナ 露兵の10倍)

2022-06-26 13:42:16 | 日記
6月26日(日)
 ロシア軍の総兵力は約90万人とのこと。自衛隊が25万人だから頷ける数字である。それに対してウクライナの人口は4400万人である。祖国防衛戦争だから最大で1000万人は兵士になるだろう。10倍である。実際はロシアだって90万人全てをウクライナに送れない。現在どれくらいのロシア兵がウクライナに居るのか分からないが、せいぜい30万人だろう。ウクライナ国防省の見立てでは、ロシア軍の動員可能兵力はあと5万人で、8月にはロシア軍は守勢に立つとの事である。
 どうもプーチンは全国民に対する徴兵が掛けられないようだ。ロシアの人口は14000万人だからそうすれば大量の兵士を動員できるのだが、それをするとプーチン打倒となるとの話だ。まるでベトナム戦争の時のアメリカである。あの時のアメリカは国内のベトナム戦争反対の運動で、全国力を結集した戦争が出来なかった。プーチンが全国民に動員を掛けるとロシア国内で、ウクライナ戦争反対の、嵐が起きるようなのだ。10倍の兵力差があっては、しかも実際はもっと差は大きい、ロシアは勝てない。
 1968年にソ連がチェコに侵入したときは、50万人の兵力であったそうだ。当時のチェコスロバキアは面積12万7900㎢、人口1500万人であった。一方ウクライナは前述のように人口4400万人であり、面積は日本の6割増しの60万3500㎢である。なのにロシアは侵攻当初19万人の兵力であったそうだ。兵力があまりに少ないので、国境付近にロシア軍が集結していても、西側は国境紛争くらいはあるだろうが、まさかロシアがウクライナ全土に侵攻するとは思わなかったそうなのだ。三日で占領できるとは、ロシア軍とプーチンの頭がいかに劣化していたかを示すものだ。
 歴史を遡って独ソ戦開始当時を見ると、その時の全ソ連軍の航空機は約12000機であったとのこと。これに対してアメリカとイギリスは多大な援助をソ連にしたのだが(今のウクライナに対するように)、飛行機だけで約23000機に上ったそうである。だからソ連はドイツの攻撃を凌げたのである。今攻守所を変えた歴史がウクライナで再現されようとしている。その意味でもロシア軍とプーチンの頭は劣化している。
 さらにロシアはもう戦車もミサイルも何もかも作れないらしい。半導体チップが自国で作れないから(外国が売ってくれない)、兵器に限らず現代製品が作れないらしい。これを石器時代に戻ると酷評する人も居る。プーチンの頭は本当に劣化している。
 

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