スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(コロナ狂騒曲)

2020-12-26 10:57:39 | 日記
12月26日(土)
 コロナではっきり分かっている事は、人との接触で感染する、その一点だけである。
 どれだけのウイルス量を吸い込んだら(つまりどれだけ人と接触したら)感染するのか、分っていない。何故医療先進国の欧米であれだけ感染して、アジアは少ないのか、分っていない。何故イギリスやフランスはロックダウンしても、それをしなかったスウェーデンと人口当たりの死亡率が変わらないのか、分っていない。何故K防疫と褒められる韓国と、国が金を補助して旅行や会食をさせた日本と、感染状況があまり変わらないのか、分っていない。何故BCG接種をしたポルトガルはそれをしなかったスペインより、死亡率が半分くらい低いのか、分っていない。何より台湾ではなぜあれほど死者が少ない(7人だぞ)のか、分っていない。
 何も分からないからデカメロンのように逃げるしかないというのが風潮だ。それは仕方ないが、不安に駆られる人々に付け込んで実に卑しい事をしているのが、マスゴミである。マスゴミは今やネットに従来の地位を奪われつつある。だから人々のこの不幸を奇貨として、己の利益の為に、巻き返しを計ろうとしているのだ。
 マスゴミは朝から晩までとにかく感染者増加だと叫んで、従わない奴は非国民だとばかりに国民を自粛に駆り立てる。それで世論の指導者たるかっての地位を取り戻そうとしているのだ。ネットなんか見て理屈を捏ねている場合ではない、死ぬぞ、という訳だ。だから自粛警察となって、自分たちの主張に従わない者達を、殊更に糾弾して回る。総理大臣は人と会ってこそ仕事が出来るのに、自分たちの一面的な自粛狂騒曲を当て嵌めて、会食したのがけしからんと喚き散らす。市議は抵抗しないし叩けば多くの人から受けるから、コンパニオンが居たのがけしからんと、これまた晒し者にして悦に入る。
 とにかく危機を煽る事と従わない者を糾弾する両面作戦で、国民を自分たちの指示に従わせようと、やっきなのだ。それが最大目的だ。そうやってかっての社会の木鐸という虚構を、再び味わいたいのである。
 しかしここが重要な点なのだが、国民も菅首相もコンパニオンを呼んだ市議団も、マスゴミに反論する医学的知識を持ち合わせていない。だからマスゴミに逆らえない。マスゴミは勿論コロナについて知らない。そして政府も国民も、同じように知らない。知らない者同士だから、声の大きい奴と、卑しい野心を抱く下種が(普通人より執拗だから)、潮流を作ってしまうのだ。残念だがこれが人間社会である。

 

1 コメント

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かつてマスゴミは自粛警察を非難 (野々花)
2020-12-27 13:28:15
武漢コロナが発生してしばらくしたころ、マスゴミはかなり自粛警察を非難していましたよね。特に、都会からくる人や他県ナンバーのくるまにひどくナーバスになっていた田舎を非難していました。
ところが、今度はマスゴミじたいがその自粛警察をやっている。

新聞テレビしか見ない人は、そのときの報道しかアタマにない視野狭窄に陥って、広い視野を持つことや過去どうだったのかを思い出すことさえしない。

武漢コロナで騒ぎさえすれば視聴率をとれると考えている。政府を叩けると思っている。

お脳の弱いおひとよしは、新聞テレビを見ないほうが平穏に暮らせるのではないですか。この「お脳が弱い」という表現は、高学歴とか高収入の職業についているとかとは無関係です。
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