小杉健治の「風烈廻り与力」シリーズの手持ちがなくなったので、藤原緋紗子の「橋廻り同心・立花平四郎控」の2巻目を読んだ。元北町奉行所の常町廻り同心で黒鷹と異名をとった腕利きであった立花平四郎は、閑職と言って良い常橋廻り同心をつとめている。第1巻の最後のところで、奉行から「歩く目安箱」になってくれるよう特命を受けた平四郎は、橋廻りを続けながらも独自の活動をしていく。『火の華』には、『菊枕』、『葦火』、『忍び花』、『呼子鳥』の独立した4話が入っている。私も何となく感じていたが、平岩弓枝の『御宿かわせみ』や澤田ふじ子の『公事宿事件帳』などの流れに似た、捕物帳ではあるが人情話になっていると思う。このあたりが女流作家のいいところなのだろうか?
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