「軍鶏侍」シリーズの4、『水を出る』を読んだ。軍鶏侍こと岩倉源太夫がかつて上意討ちにした男の息子を自分の子どもとして育てている、名は市蔵。その市蔵が自分の実の父を討った男が育ての親・源太夫であることを知り懊悩する。そして市蔵がめざましく成長していく。「水を出る」とはヤゴが水中からでてトンボに羽化していく姿を象徴的に語った例えだ。「軍鶏侍」シリーズでは、人の成長絆を精緻に描いているが、そこに読みごたえを感ずるのだ。
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