山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

「二大政党」の正体見たり

2012-11-15 07:38:13 | 政治

 昨日の党首討論で、「次の通常国会で自民党が衆議院の定数削減に協力すれば、16日にも国会を解散する」と野田総理が言い、自民党は持ち帰って協議した結果「OK」ということで、衆議院は明日16日に解散、12月4日公示、同16日投開票と日程まで決まってしまった。

 テレビで見ていたが、なんだかこのやりとりも「出来芝居」の感じがしたのは私だけだろうか。野田政権は支持率が20%以下になりまさに「政権末期」状態であり、早晩「解散」「総辞職」などの道に追い込まれることは明らかだったし、民主党内でも野田では選挙をたたかえないとばかりに「野田おろし」の気配さえあった中で、野田総理が賭けに出たとしか言いようがない。ここで問題なのは、党首討論のやりとりで「定数削減」を確認し合ったことである。消費税増税を談合で進め、それと一体に社会保障をバッサリと切る捨てる方向を確認。それも問題なのに、今度は「二大政党」で少数政党を締め出す「比例定数の削減」まで決めようというのだ。まさに「二大政党」なるものの正体がここに表れていると思う。こうしたやり方を許すならば、憲法を改悪し公然とした海外派兵にまで道を開いてしまうのではないかと危惧するものである。

 まもなく総選挙となる。「二大政党」のウソを暴き、これにしっかり歯止めをかけるにはどのような選択をすれば良いのか一人一人の有権者が試される場面ではないだろうか。



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