日当たりが良いとは・・・

お客様との家づくりで土地を探しの希望をお聞きすると

南向きの日当たりが良い土地が良いです！

という希望を多く聞きます。

ただ多くの方は日当たりの良い土地という意味で言われていますが
実は日当たりの良い土地と日当たりの良いお家は違うのです。

僕の家を例にすると僕の家の土地は南向きです。

土地だけを見れば日当たりは良いのですが、リビングの日当たりは
よくありません。

もちろん南側にリビングがありますが、玄関が南東になる為、朝も
南側からの１面だけしか採光が取れないのですが、南道路である為
人の視線が気になりほぼ室内建具（通常はカーテン）を閉めっぱなし
にしています。

だから日が入ってこないのです。

これはオーナー様の家に訪問した時もよくあるのですが、結局南向きの
土地でも南側の大きな窓をカーテンなどで閉めっぱなしにしていて
部屋の日当たりが悪くなってしまうのです。

その上、ベランダを大きく持ち出したり、テラス屋根を１階のリビング前に
付けると益々日当たりが悪くなります。

逆に言うと北向きの土地で少し広めの土地の方が、建物の南側にお庭を
作ればプライバシーも確保出来て、部屋の確保も出来る訳です。

北向きだと玄関も北側になり、南側にお部屋を広く取れます。

南向きの土地＝日当たりの良い家とは言えず、北向きでも建物の配置や
間取りで日当たりを確保できる方法があるのです。

土地だけで見てしまうとこんな落とし穴に入ってしまいます。

だからこそ僕達住宅会社は土地探しからのお手伝いでそんなアドバイスを
していかなければいけませんね。