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社長の日記

岐阜市で家づくりをしている、株式会社ヤマカ木材社長の日常やメッセージをお届けします。

理念と算盤

2015-03-12 17:05:29 | 業界について
岐阜のとあるゼネコン会社の別会社にしている住宅会社が
事業を辞めると聞きました。

一時期はかなりの新築棟数をやっていたと聞きます。

数年前の民主党政権で公共事業の予算が減らされた時に
多くのゼネコンさんが住宅事業に参入しました。

自民党政権に戻り、また公共事業が増えてきています。

正直、ゼネコンさんが民間の住宅事業に参入して上手くいく
ケースは少ないと聞きます。

何千万、何億というゼネコンの物件規模から言えば、住宅の
請負金額は低いですし、営業にも手間がかかるし人もいるし
あまり儲からない。

だから公共事業が増えてきた昨今では今回の様なケースは
益々増えてくるのかもしれませんね。

僕はその事業をやるやらないの時の判断基準にもやはり理念が
必要だと思います。

何故その事業をやるのか?

数年前、ヤマカ木材が幾つもの事業をしていた時に僕が新築の
元請事業1本にしたのは、やはり自分の中での理念があったから
です。

家づくりを通じて周囲の人を幸せにしたい。

これを実現するには新築の元請事業をする事だと思ったからです。

理念が無いと儲からなくなったら諦めてしまいます。

もちろん事業ですから利益を出す事は必要ですが、それだけ
が目的だとこのような経営判断になってしまいます。

僕もリフォーム事業をやらなければと思っていますが、しっかりと
した理念が無ければやってはいけないとも思っています。

これは先ほどのゼネコンさんと同じで、新築事業からすると
リフォームはやはり採算を取るのが難しい。

もちろんOBさんや近隣や紹介などでお仕事を頂いていますが、
事業としてやっていこうとなるとやはり覚悟が必要になります。

右肩上がりの時代とは違いやはり今の時代は事業をするにしろ
社会的な意義や貢献などが大切です。

理念と算盤と言いますが、両方追求していく覚悟を持って事業に
取り組んでいきたいと思います。

なぜ一番を目指すのか

2015-02-25 23:43:14 | 業界について
今日は休日。

暖かくてテニスを2レッスン受けて気持ち良かったです。

さて、よく企業は1番店を目指さなければという話を聞きます。

何故一番にならなければいけないのか。

もちろん僕も一番店を目指していますが、僕の個人的な気持ちも
ありますが、やはり一番になると影響力が大きいからです。

以前木材の商社に勤めていましたが、業界に中国木材という
米松の構造材において日本国内での取扱量が一番の会社が
ありました。

その会社が値上げをすると僕の会社も値上げをし、値下げをすると
またそれに追随する。

やはり一番店のその会社の真似をする訳です。

一番店がひとつのスタンダード(基準)になるので、良い意味でも
悪い意味でも影響が大きい。

僕はヤマカ木材の特徴である自然素材の家やオーナー様への考え方は
とても良い事だと思っています。

しかし一般的な家を見ているとまだまだ自然素材の家は少ないし
サービス業としても業界のレベルは低い。

やはり一番店になってその良さを伝えたり、訴えた方が業界への
影響も大きいと思います。

自然素材の家を特別ではなく、当たり前の業界にしたい。

建てた人を大切にする風潮が当たり前の業界にしたい。

業界がレベルアップすれば、きっと住宅業界に入りたいという若者も
増えてくると思います。

強い気持ちで実現していきたいと思います。



クリニックの効果

2015-02-19 19:16:40 | 業界について
今日は九州の佐賀県からクレセントホーム様がヤマカ木材に
来社されました。

クリニックといって僕もよく全国の住宅会社に視察に行きます。

実はこのクレセントホーム様も2年くらい前に視察させて
頂きました。

その時は営業会議まで公開してくれてとても参考になったのですが
今回は逆でヤマカの商品を参考にしたいという事でお越し
頂きました。

クレセントホーム様の社長さんはよくお会いするのですが、
今回はマネージャーの方とスタッフの方で見えたので、
こちらも僕や杉山だけではなく、黄倉にも色々と応対をしてもらい
ました。

僕や杉山と違い、他のスタッフはあまり他の住宅会社の方と
お話しをする機会は少ないと思います。

それもクレセントホーム様はとてもレベルも高い会社なので
逆にこちらがお手本にする事がたくさんあります。

そんな中、帰りの車中で黄倉の話や考え方が、参考になったと
褒めて頂けたので僕も嬉しかったですね。

また黄倉も教える事で刺激を受けたと思います。

他のスタッフもそうですが、そんな機会をこれからも作って
あげたいと思います。




職人さん不足について

2015-01-30 19:44:15 | 業界について
今日は午後から現場周り。

現場の状況もそうですが、仕事をされている職人さんとの
コミュニケーションも大切です。

ヤマカ木材の職人さんたちは他の工務店さんに比べると
若いと思います。

しかし僕が危機感を感じているのが、10年後、20年後に
大工などの職人さんが足りなくなってしまうのではないかと
いうこと。

最近、業界の新聞などでも職人さんの高齢化が問題として
取り上げられています。

若い人達が大工になりたがらない。

その理由は仕事が不安定だったり収入だったりだと思います。

危険な作業も伴いますから、ケガなどをしてしまうと収入が
断たれてしまいます。

今日もある大工さんが自分の息子には大工にさせたくないと
言っておりました。

これには僕も少し責任を感じてしまいます。

どうすれば今の若い人達に大工という仕事が魅力的に感じて
もらえるのでしょうか。

親方に付いて仕事を覚え、独立すれば稼げるのが以前の大工の
魅力だったかもしれません。

しかし今は手間賃の低下や仕事の不安定さでなかなかそうは
いきません。

やはり僕達工務店が、大工の仕事の素晴らしさを伝え、若い
大工志望の人を正社員として雇用し、そして親方に付けて
仕事を覚えてもらう。

独立して稼ぎたい人はすれば良いし、仕事を安定したい人は
そのまま雇用をする。

大工の後継者不足を大工だけの問題にするのではなく、業界の
問題として工務店が考えないといけないと思います。

住宅販売会社として割り切って仕事だけ受注して、工事は
下請けに丸投げすれば良いかもしれませんが、そんなやり方は
ヤマカ木材の経営理念に反します。

業界に発展に貢献する。

そんな役割を果たせる会社にしたいと思って取り組んでいきたいと
思っております。

実は恵まれている

2015-01-22 17:36:41 | 業界について
今日は瑞穂市でS様の地鎮祭でした。

S様、おめでとうございます!

完成を楽しみにしていて下さいね!

さて、今日も夜からお世話になっている金融機関の
勉強会があります。

1月は新年会や今年の経済予測など様々な会合が多く
他業種の経営者の方とお会いする機会も多い。

その様な場ではお宅の業界はどうですか?的な話にも
なったりします。

僕も以前は建設業という業界はどちらかと言えばネガティブな
イメージを持っていました。

それは業界の方と話していると着工数が全盛期の半分以下だとか
儲からないだとか同業者からもそんな話をよく聞いたから
かもしれません。

しかし最近他業種の方からの話を聞いていると実は建設業や
住宅業界というのは、会社が成長し易い産業だと思ってます。

まあ細かい事情をここでは書きませんが、トヨタやヤマダ電機など
他の業界の大手企業が参入してきているし、これからもまだまだ
参入してくると思います。

という事はまだ伸びしろがある業界だと彼らも考えている。

もちろん業界全体では縮小していきますが、企業の戦略次第では
伸ばしやすい業界なのだと思います。

他の業界の話を聞いているとこれはどうやっても伸ばせないと
思える事がたくさんあります。

最終的には業界どうのこうのではなく、会社や経営者次第だと
思いますが、それでも建設業は公共事業だとか政策など
とても恵まれているのは事実だと思います。

業界にいるとそれが当たり前になってしまいますが、実は
恵まれているのだと自覚して、ポジティブな発想で経営を
していきたいと思います。

家を購入するのにベストなタイミングは?

2015-01-08 19:06:35 | 業界について
家を買うのに得するタイミングは景気の良い時では
ありません。

勿論マンションンなどを投資目的で買う場合はそうかも
知れませんが、住まいとして買う場合は逆に悪い時の方が
得なのかもしれません。

僕はそれ程感じていませんが、年始に挨拶に見えたメーカーや
流通の方や金融機関の方に話を伺うとあまり良い話は
無く、ネガティブな話が多かったですね。

要するに景気が悪いという話です。

しかしだからという訳ではありませんが、住宅を購入する
環境としては今は過去最高の要素が揃っています。

金利にしても給付金にしても税金の控除にしてもそうです。

フラット35の金利も過去最低を更新中。

10年固定でも1%と言いますから、凄いですね。

35年もローンを組めばその間に景気が良かったり悪かったり
する時期があります。

住宅ローンの場合は借りた時の金利が適用されるのでいつの
タイミングで借りるかで総支払額が大きく変わります。

だからこそ景気の悪い今はスタートするには最高のタイミング
なのでしょうね。

最近のニュースで住宅ローンの金利に驚きながらもそんな事を
感じておりました。

詳しい話は、是非弊社のスタッフにご相談下さいね。

結局は・・・

2014-11-26 23:01:33 | 業界について
住宅会社を大きく分けるとこのような分類になるそうです。

大手ハウスメーカー

ビルダー(年間20棟以上)

大工務店(10棟~20棟)

中工務店(5棟~10棟)

小工務店(5棟以下)

この中でシェアを伸ばしているのが唯一ビルダーだと先日の
セミナーでも言っておりました。

大手も工務店も落ちています。(昨年以外は)

最近年末に向けて様々な方にお会いして話を伺いますが、

今年は反動減で厳しかった!

と言われる方が多いです。

しかしビルダーのシェアは今年も増えているのではないでしょうか。

これは単純にビルダーと言われる会社がするべきことをやっている
結果だからだと感じてます。

だから大手の様にシェアを取りきっているという事情もないので
市場が縮小しても伸ばしているだけだと思います。

大手だって住宅では減少してても店舗、不動産活用、アパート、
リフォームなどで伸ばしている会社もあります。

やるべき事をやっている工務店がビルダーのランクに入って
シェアを伸ばしている。

結局はこの様なくくりではなく、やるべき事をやっている会社が
伸ばしているのでしょうね。

来年もやるべき事をやっていきたいと思います。

偶然でしたが

2014-11-20 23:51:20 | 業界について
今日からヤマカ木材のホームページのスマホサイトがオープン
しました。


スマホやタブレットからもアクセスして見て下さいね!

とても見やすくなりました。

さて今日は午後から住宅産業研究所という会社のセミナーに
出席しておりました。

中身は来年度以降の業界の流れですが、どちらにせよ厳しい時代に
なる事は間違いない事ですね。

色々と参考になりました。

そして偶然だったのですが、そのセミナーで千葉の株式会社トミオ
大澤社長と岐阜の香瑛住建の野口社長が見えて、僕が一緒に食事する
予定だった名古屋のパートナー様とそのまま4人で飲むこととなり
色々とお話しを聞く事が出来、楽しかったです。

大澤社長も野口社長も良い意味で発想がぶっ飛んでるので、僕には
ない発想が本当に刺激になりました。

毎回思うのですが、このような飲み会での話が一番ヒントになる
のかもしれませんね。

本当に偶然で幸運でしたが、外に出て学ぶ事はやはり自分にとっては
貴重な学びの場になります。

12月もそんな機会が多いですが、今後のヒントに向けて多くの
人と出会いたいと思います。


It's not my business!

2014-11-12 22:37:36 | 業界について
ここにきて政治の動きが活発になってきています。

衆議院が解散して総選挙の可能性が取りざたされています。

消費税10%が凍結される可能性が出てきたという事です。

来年度の年間のスケジュール計画を立てていますが、当然
来年10月に消費税アップするという前提で準備をしておりました。

これが凍結、延期となると再考しなければいけませんね。

僕は消費税の増税が見送られたとしても住宅業界にとって
メリットかというとそうでもないと思います。

何故なら、来年の着工数が伸びないからです。

今年受注が落ち込んでいる中で再び駆け込みを期待していた会社も
多い。

消費税が上がろうが、住宅を購入する人が増える訳ではありません。

需要を先食いしているだけなので、数年でならせば数は変わらない。

若い人の人口や世帯数などである程度の需要数は予測出来ます。

間違いなく数年で現在の90万戸時代から60万戸時代がやって
きます。

だからこそ駆け込みに頼っていてもいずれは淘汰されてしまうのだと
思います。

だから僕自身は正直どちらでも良いと思ってます。

その結果のよって目指すべきものが変わる訳ではないからです。

どんな判断になるか分かりませんが、ヤマカ木材にとっては

It's not my business! 

で行きたいと思います。

本当の恩恵は

2014-10-27 20:07:22 | 業界について
来年の年間スケジュールを組んでいます。

来年度も消費税の影響を大きく受けると思います。

しかしながら有難いのは、昨年から今年にかけて5%から
8%に増税された経験をしている事です。

増税前に何をしなければいけないか。

そして増税後の冷え込みに対してどのような手を打つべきか。

今年上手く行ったことや出来なった事をしっかりと分析して
来年に生かさなければいけないですよね。

それにしても様々なセミナーや業界紙などを読んでいると
10%増税以後、とにかく悲観的な予測が多いですね。

新築の住宅着工数も3割減ると言われています。

僕も実際にそうなると思います。

だからこそ何をすべきか。また、すべきことに早く手を打つ
事が大切だと思います。

だからといって何をするべきかの答えを出すのは難しいのですが、
ただひとつ確実に言える事は、今から来年や再来年に向けて
何の手も打たなければ、確実に市場から退場しなければ
いけなくなるという事です。

ただ、今日もあるパートナー様とも話しておりましたが、
圧倒的多数の住宅会社や工務店は、何もしないし出来ないと
言っておりました。

だからこそ、ヤマカ木材にはチャンスだと思っております。

消費税の増税の本当の恩恵は駆け込みによるものではなく、
増税後だと思います。

落ち込んだ時に手を打てる会社に多くのメリットが集まる
のだと思います。

その為にしっかりと手を打って準備しておきたいと思います。