最近、欧米でスマホの盗難がはやっており、多大な金銭被害が生じている報告がある。
アメリカでの盗難報道→こちらの報道 イギリスでの盗難報道→こちらの報道
被害者の多くがiPhone利用者だそうです。被害者たちは、外出先でiPhoneを盗まれ、わずか数分後にはアカウントから閉め出される。次いで自宅のMacはログインができなくなり、24時間以内に数百万円という預金が口座から消える―と。
iPhoneの簡易的なパスコードが盗み見られることにより、Apple IDのパスワードが変更されてしまい、セキュリティが機能が、無力化される。その結果、「iPhoneを探す」機能や、リモートによるセキュリティ制御も無効化されてしまい、被害者は対応手段を失う。
Apple IDが乗っ取られたことにより、プライベートな写真を盗み見ることや、パスワード・機密情報管理アプリの「キーチェーン」に保存してある社会保障番号(日本のマイナンバーに近い)をのぞき見られ、アプリストアでの購入や金融アプリ経由での送金もやりたい放題になってしまう。
人前で、iPhoneの簡易的なパスコードを使って、スマホを開くと、泥棒がそれを見ており、盗み取られることになる。または、泥棒又は泥棒の仲間が、被疑者の肩腰に入力するパスコードを録画し、盗み取るなどーーーー。
Androidスマホも同様の脆弱性を抱えている。
盗まれないようにするには:
対策その1. 道路や公共の場
対策
- 車道から一番遠い歩道を歩く(自転車は車道を使うため)
- 常に周りを見渡す、自転車などが来たら避ける
- スマホは片手ではなくしっかり両手で持つ
- 夜のバス停などで使わない
- 使う必要があるなら店の中や広場の真ん中などを利用する
- 人がいないからといって安心しない、自転車はかなりのスピードでやって来ます
- 街中で使用するなら駅内、M&Sのようなスーパーなどとにかく店に入って使う
対策その2. カフェやレストランのテラス席
(スマホに限らず、カバンごと取られる可能性もある)
対策
- 絶対にテーブルの上に置かない
- 出来る限りカバンは自分の膝に乗せておく
- テーブルの下に置くカバンは足で挟む
- テーブルの下に置くカバンの取っ手を椅子の足にくぐらせる
対策その3. 人混みや電車の中
対策
- ポケットの中に入れない
- 大きく開いたバックは持たない
- チャック式ならチャックを常に自分で見えるように持つ
- 人混みや電車内ではカバンを前に抱えて持つ
- 電車のドア付近でスマホを使わない
対策その4. 保険に入っておく
5. 盗まれてしまった場合の対処
その1.使用している携帯会社と警察に紛失届け出を出す
その2.全ての携帯内容のサービスを停止
その3.盗難にあったスマホ以外のデバイスから遠隔操作で、個人情報を消す
その4. 保険会社に連絡
スマホ紛失の対処法:→こちらのサイトなど
スマホは単なる携帯電話ではなく、財布代わり、パソコン代わりとなる重要なデバイスです。スマホを紛失し、悪意のある人の手に渡ってしまった場合、さまざまリスクが考えられます。
- 不正利用・なりすまし
- 情報漏えい
- 転売など
万が一スマホを紛失した場合は、素早く適切に対処することが必要です。
1.「デバイスを探す」を利用する→こちらの例など
2.キャリアの位置情報サービスを利用する(キャリアを利用している場合)
3.警察に届け出る
4.回線を停止する
5.各種サービスを停止・変更する
上記ブログを書いていて、歳取ってきた今後を考え、紛失・盗難を考慮して、リスクがある銀行関係のアプリ、クレジットの関係のスマホ内アプリをすべて削除することにした。
(パスモや、キャッシュレス決済アプリなどは利用してないので、削除ではなく、今後も利用しないことにした。)
ランキングに参加中。下記をクリックして応援お願いします!