すべてとは言わないが、
ほとんどの勝負事は、
大局観・・・で、決まっている。
石原慎太郎が、
ロンドン後のオリンピックを東京にしようと言ったとき、
ヒット大地は、「絶対に、ありえない!」と思った。
その理由を何度も文章にした。
その理由って何?
簡単さ。
北京の次の次が、アジアでやるはずが無いではないか!
オリンピックは、世界最大のイベントだ。
過去の例を見ても、5大陸に、
バランスよく、配分されている。
特に、アジアは、世界全体から見て、
マイナーな地域だ。
アジアに偏ることは、ありえないのだ。
数年前のこと・・・・
神奈川県知事の松沢成文(しげふみ)が、
「東京都知事になる」と言ったとき、
ヒット大地は、「ありえない」と思った。
隣同士の県というのは、ライバル意識がある。
少なくとも、独立した地方自治体だ。
そして知事は、その象徴だ。
たとえば岩手県の知事が、秋田県知事になることは絶対にありえない。
ずいぶん昔、舛添要一が北海道知事になろうとしたとき、
ヒット大地は、「絶対無理だ」と思った。
北海道人には、プライドがある。
「よそもん」は、一度北海道に住み、
3年ぐらい極寒を経験しない限りは、
「仲間」として認めない。
ヒット大地は、北海道で、育ったから、
その心理はすごくわかる。
日本ハムが北海道に、
フランチャイズを移そうとしたとき、
ヒット大地は、「これは間違いなく成功する!」
と思った。
理由は、舛添のときと同じだ。
北海道人は、団結すると、メチャ強いのだ。
同じ理由で、四国や、沖縄や、新潟にフランチャイズを移せば、
その球団は成功するだろう。
横浜ベイスターズ!
横浜なんかにいても、ジリ貧だぜ。
ヒット大地、横浜で働いたから、その心理はわかる。
ウソは言わない!
横浜ベイスターズは、優勝したいと思ったら、
ぜひ新潟に行くべきだ。
新潟人には強烈なプライドがある。
それを利用すれば、すぐに優勝できるだろう。
球団経営だって、楽天のように、プラスにできるのさ。
(野球発祥の地、四国でもいいさ)
太平洋戦争も、大局観を持てば、
アメリカが勝つに決まっていた。
極東の資源の無い小国、日本が勝つはずが無い。
日露戦争で勝ったのは、
「防衛戦争」だったからだ。
帝政ロシアは、満州、朝鮮半島・・・と、着々と租借地をつくろうとしていた。
そこで日本の大防衛戦争!
それが日露戦争の真実だ!
・・・そういうときは、小国でも、頑張る!
そして辛勝した!
それが日露戦争というものの内実であった。
ところが日露戦争に勝つと、
日本は、おごり高ぶった。
(謙虚な人もいたが・・・無視された)
かくして、太平洋戦争では大敗した。
くりかえすが、大局観を持てば、
日本が太平洋戦争で負けるのは当然であった。
大局観を持ったアメリカは何をしたか?
10000人近い人材を使って、
日本とは何か?日本人とは何か?・・・を徹底的に、調べたのだ。
日本は、それをしただろうか?
全くしていない。
以上が、
大局観を持つことの大切さである。
つまり・・・
大局観を持たないと、
「ありえない不幸」が起きて、
結局は負けてしまう。
そして負けた者は思う。
「俺はついてない!」
「俺は運がなかった!」
「あのとき、病気になったからだ!クソー」
「あいつがジャマしたからだ!腹が立つ!チェッ!」
「あいつが裏切ったからだ!コノヤロー」
憎しみ地獄に陥る!
・・・そうじゃないってば!
いいか、よく聞け!
大局観を持たないヤツは、
どうあがいても、
しょせん不幸になる運命にあるのだ!
じゃあ、大局観がすべてを決めるかと言うと、
そうでもない。
「強い意志」・・・これが、
勝利をもたらすファクターでもある。
「屈辱感」「意地」「ハングリー精神」「努力」が、
勝利をもたらすことも、多いのだ。
ただし、一時的に「意地」や「ハングリー精神」で成功しても、
その後、大局観を持たない限り、
その人の人生は、逆に、大不幸にもなるだろう。
100を得て、10000を失うってわけさ。
真珠湾など緒戦で勝利しても、その後はズブズブってわけさ。
次々と、不運なことが起こるのさ。
最終的には、宇宙的視野を持った者が、
人生に成功する。
弱者を助け、動物を助け、神を愛した者が、勝者となるのだ。
大局観のないニセ教祖は、どんなに偉そうなことを言っても、
金とセックスに走るので、すぐわかる。
またニセ教祖の子供たちを見ればわかる。
子供たちは、病気か、変人か、傲慢か、父親の宗教を信じていない!
ニセ教祖たちよ!
ニセ宗教者たちよ!
死んでみれば、すべてのことが、
ハッキリと、わかるだろう。
金とセックスを楽しんでいられるのも、
ほんのわずかだぜ。
・・・なんて、いくらヒット大地が力説しても、
聞く耳を持たないだろうな。
なんとも、かわいそうなこったぜ!
カワウソちゃんもビックリだ。