日本人のキリスト教の理解には、顕著な特徴がある。
それは「原罪」や「聖霊」の意味が、
牧師や神父が、
何度説明しても、わからないことだ。
それもそのはず。
聖書では、原罪の意味を、
「アダムとイブが、悪魔の誘いに乗って、知恵の実を食べたから」
となっている。
でも、これじゃ、わからんぜ!だろ?
聖霊については、別の機会に述べるとして、
今日は、原罪について考えてみっぺ。
ところで、
知恵の実を食べた?・・・って、どういうことか?
(食べた場所は、例の、エデンの園だ。
その後、アダムとイブは、楽園を追放されている)
普通の人なら
知恵の実を食べた=頭が良くなって、ケッコウじゃん!
・・・と思っても無理はない。
実は、高校生のヒット大地も、最初はそう思った。
ただし、ヒット大地は、
原罪の意味については、すぐわかった。
直感的にわかった。
ヒット大地の理解は、こういうことだった。
ヒット大地という一人の人間が生きるためには、
多くの人間や動物が犠牲になっている。
たとえば、ヒット大地の住む家の材木が、
東南アジアから輸入されたとしよう。
それは森林を伐採したので、
そこに住んでいた動物や鳥が、殺されたわけだ。
またヒット大地の食べる食事の魚や肉は、
もちろん、動物たちの犠牲の上に存在している。
ヒット大地が、入学試験に合格することは、
誰かが不合格になったということだ。
ヒット大地が、一等を取れば、
誰かが、一等を取れなかったということだ。
ヒット大地が、勝負に勝てば、
誰かが負けたということだ。
ヒット大地の出したゴミは、
(クソ、ションベン、リンゴの食べかす、納豆のパック)
これらは、必ず誰かが処理をし、その結果、
多少とも、大気や水質が汚れるということだ。
・・・というように、ヒット大地が生きているというだけで、
多くの存在が迷惑を受けている・・・これは間違いことだ。
高校生の頃、ヒット大地は、初めて「原罪」という言葉を聞いて、
そういうことを思った。
そして「自分は何も悪いことはしていない」
という人のことが、理解できなかった。
しかし、キリスト教・・・いや、そもそも、
もっと広い意味での「原罪」には、
とんでもなく深い意味があったのだ!
これをハッキリ理解したのは、28歳のときだ。
偉大な哲学者スエデンボルグの書を読み、納得した。
どう納得したか?
こうだ・・・
「知恵は、愛が、伴わないと、とんでもないことになる!」
これがわかったのだ。
スエデンボルグは言う。
「あらゆる存在は、愛と知恵から、構成されている!」
おお!これだ!
ヒット大地は、やっと、原罪の深い意味を理解したのだ。
以下、わかりやすく説明しよう。
例をあげて、説明しよう。
たとえば、科学を進めていくとしよう。
すると、いろいろな知識を得られるだろう。
ところが、この科学・・・これは「知恵」なのであるから、
必ず「愛」を求めるわけだ。
この愛が、人類愛とか、神への愛なら、いいのだが、
我欲と結びつくと、戦争武器の生産となったり、
人類の健康を脅かす化学製品となる。
またヘロインや覚せい剤などの生産にもなる。
その証拠がある。
文明が進むと、戦争はどんどん悲惨になり、
大規模戦争になっていて、第二次世界大戦では、なんと4000万人が戦死している。
金額にして、300兆円のお金を消費したと言われる。
その他、精神異常者がどんどん増えている。
とりわけ多いのが気分障害のウツ病であり、
その他、統合失調症、神経症も多い。
自殺者も、ものすごい数だし、
引きこもりも多い。
つまり、これらの原因をたどれば、
「知恵を愛しすぎた人間の末路」ということになる。
これ、すなわち現代病だ。
1990年代に起きたオウム真理教事件・・・
高学歴の若者が、どんどん入信した。
彼らは、知恵を補うものとして、オカルティズムに走ったのだ。
そして、そういうことに、ワザと気づかないふりをしている現代社会だった。
どのマスコミも、オウム真理教事件の本質を、無視した。
ヒット大地は、オウム真理教事件の原因は、すぐにわかった。
その理由は、28歳のとき、哲学者スエデンボルグの書を読んでいたからだ。
いや、日本社会は、いまだに、
オウム真理教=カルト教団=キチガイ教・・・の一言で済ませている。
気づかないふりをしている。
その結果、精神の病んだ日本人をどんどん生産している・・・というわけだ。
もう、おわかりだろう!
学問をしすぎると、キチガイや金権主義や出世主義を産むということだ。
この世は、まず「愛=人類愛」が、最初に来るべきなのだ。
学問は二の次だ。
人間が、知恵の実を食べると、
彼らは自滅への道を進み始める。
だから神様は、アダムとイブを、楽園から追放したのだ。
これは、「人間自らが、自殺をした」・・・ということなのだ。
東大卒や、霞ヶ関の官僚よりも、
心のきれいな普通の市井人が、1億倍も、人間としては、すぐれている!
これは確かだ!
この真実をすぐに学校で教えよ!
この真実を教えない限り、日本に未来はない!
やっとわかっただろう!
そう!
「原罪」の意味には、そういう、
とても毛深い・・・いや、奥深い意味が含まれていたのだ!
俺たちは、「頭デッカチ」な人間にだけは、なるまい!
まず、心だ!
心が大切だ!
だが、この「心」も要注意だ。
闇雲に、「みんな仲良く」は間違いだ。
本当の心の成長とは、
「その人の個性に応じた心」を認めることが、一番大切だ。
また「人間の真実」を認めることが、一番大切だ。
たとえば人間の醜い部分・・・クソ、ションベン、鼻くそ、屁、臭い肛門
・・・などを、きちんと認めることだ。
その人間の、泣き虫、しみったれ、ケチ、わがまま、天然ボケ・・・なども、
容認しつつ、彼や彼女を愛することが、大切だ。
すると、彼や彼女のすぐれた部分・・・誠実さ、粘り強さ、弱者へのやさしさ・・・などが、
パッと輝いて見えることであろう。
女性を緊張させてはいけない。
男性を緊張させてはいけない。
自然体がいい。
赤子のような自然体がいい。
タレントの高島忠夫の妻、寿美花代は、高島忠夫が茶の間で、屁をすると、
驚いて、家出をしたそうだ。
これじゃ、高島忠夫もウツになるだろう。
かわいそうなことよのぉ!
肛門の臭くない人間は、この世に、一人もいないのだ。
クソを垂れなきゃ、生きてゆけないのだ!
人間の自然体を認めること!
・・・これが、原罪をなくす第一歩だったのだ!
結論を言おう。
知恵を第一と考えるとき、人間は、地獄に堕ちる。
個性を大切にされないとき、人間は、自分の居場所を地獄と感じる。
つまり人間の原罪とは
「人類愛なき、知恵第一主義」のことだったのだ。
今日のヒット大地のブログ、本当は、一億円払っても、
他では、読めない貴重なものなのだ。
わかる人にはわかるだろう。
わからない人にはわからないだろう。