◎末松太平事務所(二・二六事件異聞)◎ 

末松太平(1905~1993)。
陸軍士官学校(39期)卒。陸軍大尉。二・二六事件に連座。禁錮4年&免官。

◎2023年師走・感慨のようなもの◎

2023年12月16日 | 末松建比古



2023年も残り僅か。年賀状の宛名をポツリポツリと書き始めていて・・・。
2024年の干支は辰。私自身は「七度目の年男」だが 多分「八度目」を迎えることはないだろう。

今回の年賀状には「謹賀新年/兼・生存報告書」という趣向を取り入れている。
年々「年賀状・止めます宣言」する人が増えてきている。
それはそれで理解はできるが そのまま「知人=生存不明者」というのも何となく虚しい。
私(&家人)の生存報告書・・・。年賀状の相手は年々減少しているから この趣向もいつまで続くことやら・・・。

年々減少といえば 二・二六事件関連の出版物も急激に減少している。
末松太平「完本 私の昭和史/二・二六事件異聞」2023年1月10日・中央公論新社刊。
私の知る限りでは その後 新しい「二・二六事件関連出版物」は店頭に登場している気配がない。
「完本 私の昭和史」が《最後の事件関連出版物》というのでは あまりにも淋しい。

ここ数年 賢崇寺の法要にも 足が遠のいている。
というよりも(新型コロナの影響もあって)法要に参列できるのは「仏心会の幹部」限定になっている。
仏心会=「二十二士」の遺族会。最近の法要は「仏心会+慰霊像護持の会」の共催だが 私(二十二士の遺族ではない)とは無縁の催しになっている。

「ご無沙汰しています。/12月28日(木)10時30分より、年末年始の清掃、正月飾りを致したく存じます。/もし、ご都合がつけば、ご参加賜りたく、何卒宜しくお願い申上げます。/朋美サンも是非にと申しております。/今泉章利拝」
渋谷税務署に隣接した「二・二六事件慰霊像」は 実質的には 今泉+森田朋美サン「二人だけ」の尽力で護持されているといっても過言ではない。こうして協力を求められれば 83歳老人(私)も重い腰をあげざるを得ないではないか。
例年12月29日は「東京都ウオーキング協会/山手線一周ウオーク」に参加して 歩行途中の「慰霊蔵=正月飾り」表敬訪問が定番だったのだが・・・。
さて 今年は・・・。(末松)

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