◎末松太平事務所(二・二六事件異聞)◎ 

末松太平(1905~1993)。
陸軍士官学校(39期)卒。陸軍大尉。二・二六事件に連座。禁錮4年&免官。

13.事件関係者の息子が実際に接した「二・二六事件の人たち」(20170202)  水上源一さんのこと(その12)

2017年02月02日 | 今泉章利
13.事件関係者の息子が実際に接した「二・二六事件の人たち」(20170202)
水上源一さんのこと(その12)

前回、投稿したものは、少し筆が走りすぎていて、いかにも不遜と思われる箇所もあり、読み返しながら忸怩たるものを感じております。
内容や自分の考えていることに嘘はないつもりのですが、、、力が入るということは、未熟ということだなあと思っております。頭の中に思い浮かぶのは、末松様をお尋ねしたときのことです。
末松様が、何かのときに、”いっぱんをみてぜんぴょうをぼくす【一斑を見て全豹を卜す】” と言われたことを思い出しました。
これは、物事の一部を見てその全体をおしはかることをいうことで、視野の狭いことなのですが、私には、逆に、いい加減なことがひとつでもあると、この全体は推して量るべしだよ というように思われます。
宮中をめぐる動きは木戸幸一日記がすぐに頭に浮かびます。この本は、今後も深く研究されるべきであると思っています。
因みに、判決一ヵ月前の昭和11年6月5日、木戸幸一内大臣秘書官は、部下より報告を受けた後、湯浅内大臣(斎藤実内大臣の後任)に「二・二六事件の情報その他を報告。意見を交換す。」 とあります。



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