ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

Openstackの監視話(zabbix,hatohol)を聞いてきた

2015-02-05 10:39:37 | ネットワーク
Openstack Days Tokyo 2105に行って、聞いてきた話の続き
次は

使って分かった現場担当者が語るOpenStack運用管理の課題

講師:ミラクルな人と、日本仮想化技術の玉置さん

をメモメモ




OpenStackの運用上の課題
・管理対象のサーバーが莫大:物理マシン1万台も?
・スケールアウト前提
・運用上の効率化が求められる:1人で1000台
・障害検知

OpenStack環境の特徴
・大量の物理マシン、ハイパーバイザー
  →故障頻発
・物理マシン増減する→壊れたら、増強したら

運用の効率化にむけて
・監視アプローチの0変更
  サービスの継続
  壊れたマシン切り離し→原因究明は後回し
  きっかけを見つけること大事
  検知→自動化
・Zabbix:OSSの監視ソフト
 Miracle z VX
 →テンプレート、無償公開
・Zabbixによる監視システム
  監視マネージャー:重い
 →スケールアウト必須
  hatohol
  スケールアウトした監視サーバーを統合
  インシデント自動登録

Hatohol
 だれでも最新ソースへアクセスできる
構成概念
 監視対象:一覧で確認できる
スケールアウト
Hatoholのオーケストレーション
Zabbixはインスタンス入らないから落とすを理解しない
   →あんりーちゃぶるになる
   →APIで事前削除

マルチテナント構成

Hatoholで実現する運用管理

これからのインフラ管理
OpenStack環境の課題
障害検知
・API
・キュー
命令出しても即時終了しない
プローブ

パラダイムシフト
・カオスモンキー:統合
・アノーマリ:
・自動学習

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富士通のOpenstack話を聞いてきた

2015-02-04 22:01:44 | ネットワーク
Openstack Days Tokyo 2105に行って、

openstackを活用した運用最適化への取り組み
講師:富士通 第二プラットフォームの人
を聞いてきた。その内容をメモメモ




1.クラウドサービス活用の浸透
 クラウドサービス 24年末から25年末増加
 大規模では進んでいる(5割?)
 2兆円規模
・ハイブリッドでの活用が進む

富士通のクラウド導入事例
・事業継続・災害対策
  メールのディザスタリカバリ 低コスト
・コミュニケーション基盤
  Office365
  ActiveDirectoryフェデレーションサービス
  ADFS:パブリッククラウド利用
・基幹システム移行(SAP)
  ハード更新

2、ハイブリッド環境での運用最適化
・ハイブリッドクラウド
  →クラウド統合
 しゅんびん、効率化、柔軟:全社レベル

・運用最適化の要件
 俊敏
   マルチテナント
   構成管理
 効率化
   TCO削減
   アプリ
 柔軟
   スケーラブル

3.ソリューション
俊敏
・OpenStack
・クラウド構成管理
・自動化

効率化
・課金サービスカタログ
・ハイブリッドクラウド構成

柔軟
・スケーラブルネットワーク
・大容量

OpenStack採用
クラウド構成管理:構成情報の可視化
運用プロセス自動化:運用手順を定義→標準化

課金サービスカタログ管理
  エンタープライズポータル
  →AWS連携、カスタマイズ、課金処理を一元管理
ハイブリッドクラウド構成ソリューション
  全体管理、全体最適化(セキュリティ、課金も)
アプリケーション自動配備
  ChefのCookBook

スケーラブルネットワーク
  Midnet(商用版)
  Midokura社との協業

ネットワーク仮想化
  キャリア向け

大容量データ保管
  オブジェクトストレージも

基幹からプライベートまで

4.サポートサーボス
・設計構築の難易度高い
・目利き能力必要
・保守大変
OSSインテグレーションセンター
OSSクラウドテンプレート18種


5.コミュニティ活動
Linux
OpenDaaylight
OpenStack

6.クラウドの拡大に向けて
富士通の基本戦略
 富士通クラウドイ二シアティブ
 クラウドインテグレーション
垂直統合
 SaaS

7、まとめ

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まず大きく、ソフトハウスの業態は最低2つ(3つ?)あり、1人月70万前後なのは、下請業態くらい。

2015-02-03 13:44:07 | ネットワーク
あれ、これ書いたっけ?


「多重下請けは本当に必要悪なのか」から1年、見えてきた新SIモデル
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/012900174/

をみると、日本のコンピューター業界には下請け構造しかないように見える。

しかし、それは、日本のコンピューター雑誌は、日経BP社から出しているものしかない
と言い切るのと同じで、実は、(大部分は、そうかもしれないが)違っている。
CQ出版社のインターフェースが存在するように、
日本のソフトハウスの業態も、少なくとも2つ、たぶん3つくらいある。

・・・って話、書いたっけ?まあいいか、もう一度書いておく。




■業態が「中小下請け構造しかない」とすると、つじつまがつかなくなる統計資料がある。

この業界の調査として、大きく2つの国の調査がある。
1つは、特定サービス産業実態統計で会社規模と売上などの関係を調べているもの。
(以下「特サビ”実”態」と略す)
もう一つは、特定サービス産業動態統計調査で、どれくらい売れてるのか、去年との比較が載っている
(以下「特サビ”動”態」と略す)


事業規模と売上について示しているのは、「特サビ”実”態」のほうで、以下、これに基づいて話す。
「特サビ”実”態」の特徴を良く現すまとめ表があるので、それを紹介する。


ソフトウェア事業と共同体
http://www.itnetinc.co.jp/ITPMopinion/SoftwareBusinessCommunity.htm

の表1。

もし、下請け構造だけしか世の中にないとすると、

  上位の企業=下位の企業+上位企業のピンはね分
    ここでピンはね>0なので

  上位企業の1人あたり売上高 > 下位企業の1人あたり売上高(1)

になるはずである。
そして、10人以上の企業においては、そうなっている。
しかし、それでは、5人から9人、4人以下で逆転することが説明つかない。


説明つかないどころか、とんでもないことが表2でわかる。

4人以下の企業の1人あたり売上高は、1609万円。
これは、表2でみると、「10億円以上100億円未満」を上回っている。
つまり、金稼ぐ効率でみたら、100億円企業より、4人の企業のほうが
上回っていることが「平均的に」起こるってことだ・・・

え、えええええ(@_@!)???





■実はつじつまが合う。その理由。

逆転しているのは、ビジネスモデルが違うからである。
上記サイトに「特サビ”実”態」平成18年版のURLがあるので、
それをよかったらダウンロードして開いて見てくれ。

上の資料は「ソフト総合(第一表)」の「ソフトウェア業務の従業者規模別計」で見ているようなので

そこの「ソフト総合(弟10表)」の「ソフトウェア業務の従業者規模別計」をみてくれ。
(10行目から40行目を非表示にすると見やすい)
「同業者」、「サービス業」を並べると、こんな感じになる

サービス業:同業者の比が、4人以下、5-9人では1:3位なのに対し、
それ以外だと、1:4ないしは1:6になっている。
つまり、5-9人以下だと、直接顧客がサービス業の割合が増えている。

つまり、中小下請け構造というのは、30人以上くらいの、
ある程度の規模の会社が多く、
それ以下の5-9人以下の会社では、規模の小さいサービス業のお客さんと
直接取引する。この場合、料金は必ずしも1人月70万とはならず、言い値
になってくる。そのために、1人月単価が上がる.






■実際には・・・

「特サビ”実”態」は、この18年統計がよく出ていて、最近は、ここまで
資料が出ていないんで、残念ながら、詳しい分析が出来ないが、

上記動向が変わってきていることが分かる。

「特サビ”実”態」の25年版は、いかのようになっている。

4人以下は平均より下、つまり18年に比べ大きく下がった。
一方5-9人は、大きく変わっていない。

つまり、4人以下と5-9人でもビジネスモデルが違っている。
このビジネスモデルの違いは、

  1.4人以下で下請け(派遣)の割合が増えだした
  2.4人以下と5-9人では市場が違い、4人以下の市場単価が
    急激に下がった

これは資料がないのでどちらともいえないが、
(2)のような気がしている。
下請け以外の市場では、
  ・専門技術を生かした市場(ベンチャー)
  ・対零細・個人のシステム化
の2つがあり、後者の市場が4人以下の場合が多かったが、
その市場で価格破壊が起きているのだと思う。




■まとめ

日本のソフトハウスには下請け構造以外に
(零細サービス業相手のような)
対顧客市場があり、10人以下のソフトハウスは、そこの仕事を請けて
伸びてきた。

しかし、市場構造に変化が起こったらしい。この変化はよくわからない。
もしかすると、後者の市場はさらに2つにわかれて、
  ・専門技術を生かした市場(ベンチャー)
  ・対零細・個人のシステム化
があり、「対零細・個人のシステム化」の価格破壊が起きているのかもしれない。


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r>gをソフトウェア業界的に考えてみる(とすんなり理屈が通る)

2015-02-02 10:53:36 | Weblog
今話題というと・・・イスラム国
だけど、それは本家

【イスラム国】仮に拉致された場所が分かった場合、将来的には自衛隊さんが助けてくれるのだろうか?
http://plaza.rakuten.co.jp/struts/diary/201502010000/

で書いたので、

こちらでは、もう一つの話題、ピケティさんについて。

なお、真面目に本を読んでいないので、
ロリポおじさんのIT用語解説みたいに、的外れなことを
言ってるかもしれないけど、
まあ、大目に見てくれ・・・





今、ピケティさんが話題だ。


ピケティ氏、東大で熱弁 格差の世襲化に危機感
http://www.asahi.com/articles/ASH1034ZCH10ULFA003.html


格差の原因は、r>g
r:資本収益率
g:経済成長率 (g)

う~ん、そーだよねえ・・・そのとーりだよねえ・・
ソフトウェア業界の株買ったほうが、
デジタル土方するよりも、儲かるよねえ・・・

ピケティさん批判をする人が、「資本がふえれば、収益が減るはずだから、
そんなことは起こらない」っていうのは、
ソフトウェア業界の人には、まったくもって、
通じない話だよねえ・・・




たしかに、資本を投下して、ソフトウェアをどんどん作っていくと、
その分野の収益率は(陳腐化されていくので)下がっていく
:例:Javaのプログラムは、どんどんみんなが作っていくことにより、
 デジタル土方化がすすみ、利益は出なくなっていった。

だけどソフトウェア株はちがうんだよねえ~
収益が下がると、違う分野のrが高いものをもってきて、
そっちに買い換える。

Web2.0→クラウド→ビッグデータ→ロボット?

だけど、すべての資金がそちらに移るわけではない。
リスクがありすぎる。
なので、リスクを求めず、安全パイを求めるなら、前の技術を使う。

だけど、そうすると、安全パイ技術の陳腐化がすすみすぎ、
ど~しょーもなくなってから、技術革新をして、
また大きなrになり、そうすると、そっちに投資がいき・・・
というのを、繰り返している。




具体的にソフトウェア業界で考えると、
ソフトウェア業界は、右肩上がり

http://www.jisa.or.jp/Portals/0/resource/statistics/download/jittai_chart2012.pdf

と思っているのは、就活生か、業界のお偉いさんだけで、
このグラフは、「新しい分野を足して、成長しているように見せている」
のは、公知の事実。
(のびているのは、2006年。2008年、2009年、2011年だが、
 これは、調査対象の見直しをした年と一致する。見直しをしていないときは
 横ばいまたは、下がっている)

つまり、ソフトウエア業界は、対象範囲を広げているから、伸びているに過ぎない
Web2.0→クラウド→ビッグデータ→ロボット?
と。株もこれらが話題となって、伸びてますよね。




この業界に勤めている人は、株やってる人ほどもうかってない。
株やっている人は、投資効率が高い、新たな分野にいけるが、
実際に仕事をしている人は、システムのお守りをしないといけないから、
新しい分野にはいけない。
さらに、会社的に見ると、新しい事業はお金儲かるかもしれないけど、
リスクがあるから、古い既存システムの作り直しのほうを選ぶ。

なので、まだJava,いやCOBOL/汎用機なのだ。
これなら、リスクない。

リスクがないけど、あまり儲からない資産と
リスクあるけど、儲かる資産

を組み合わせて使うのが基本なので、
今の開発は、モバイルも汎用も・・・ということになっている。




とはいえ、そろそろCOBOLも限界なので、
システム的に変わるんでしょうか・・・COBOLクラウドに?
っていうのが、今の状況なんでしょうかね・・

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