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ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

5F,3C,SWOT,BSC,4Pなど、企業戦略・戦術のまとめ

2016-02-01 15:41:54 | まとめ

このまえ、あるSEさんが、

「会社を分析するのに5F,3C,SWOT,7S,4Pなどを利用し、顧客の真のニーズを把握する」

って言ってたんだけど・・・

・・・それって、使う場面がぜんぜん違うんだけど、わかって言ってる?
と思って不安になったので、ちょっとまとめてみる。




■企業は現状分析してから戦略を立て、戦術に落とし込む

 企業戦略を立てるとき、
(1)社内、社外の環境がどうなっているか、現状分析して
(2)分析結果を元に、社是、経営理念をあわせて、今後どうするべきかを考え、
 全体的な(長期)経営戦略を立てる
(3)この長期経営戦略を元に部門別に経営戦略をたて、

という手順を踏んで、その後
(4)その戦略を実現する為に、どのような戦術を使うかを考える

となる。それぞれのプロセスで、さっきの5F,3C,SWOT,7S,4P等が用いられる。
こんなかんじ

以下、(1)~(4)まで、詳細に見ていく




■(1)現状分析
現状の社内外の分析を、まずはじめにする(コンピューターの世界でas-isというやつ)

 社内の分析には、古典的だけど、人、モノ、カネ、情報の視点でまとめる手がある。
 もっとも、情報は曲者で、「技術」のほうがいいケースも多い。技能に関しては、
ヒトのほうなのか、技術のほうなのか・・・、ま適当に分類して(^^;)
 これを7Sでやると、抜けるところが出てくる。
 すでにBSCを作ってあるのであれば、そのBSCの確認でも済む。
 でも、BSCを作っていない会社で、現状のBSCを作るというのは、やっかいなので、
人、モノ、カネ、情報の視点で分けてしまったほうがいい。
 所詮、ここは、あとのSWOTの下準備でしかない。そんなに気合かけなくていい。


 社外の分析、つまり外部環境要因の分析としては、やっぱり5F
 5Fを作ったポーター先生は、産業構造論をやっていただけに、業界分析にはこれが
鉄板だと思う。ただ、お手軽にやるなら、3Cでもいいかも(っていうと、3Cやってる
人に怒られるか・・・^^;)
 ただ、「じかんな~い、外部環境てきと~にでっちあげてえ~」というときは、
業種別審査事典をひいて(国立国会図書館を
はじめ、大きな図書館にはある)まとめるも良

 そして、社内の分析をもとに、強み、弱みを考えて
  社外の分析を元に機会と脅威を考えて
  SWOTをつくる




■(2)(長期)経営戦略
SWOTを元に、外部要因がこうなっているので、内部的に、こう対応するという形で戦略をたてる。
 SとO、WとO、SとT、WとTの組み合わせがありえるが、多くはSとO、WとTを考える
これが、クロスSWOT。

 クロスSWOTで出てきたことを戦略とし(って、これ戦略とすると、じつはちょっと細かすぎるので、
まとめたほうがいいんだけど)、それをもとに重要成功要因とかをきめると、BSCができるんだけど、説明すると長くなるので、知りたい人は、リンク先をみてくれ
 これを7Sでやると抜ける。人、モノ、カネ、情報でまとめなおしてもいい。
 ってか、そっちのほうが、めんど~くさくないね。
 中小企業に説明する場合はBSCまで持っていかないほうが分かりやすいかも・・・




■(3)部門別戦略
 BSCはいろんな視点にわかれる。BSCでなくても、長期戦略を中期、短期におとしこみ、さらに部門別に落とし込む
 マーケティング部の場合は、STP(セグメント・ターゲット・ポジショニング)によって、顧客と製品の組み合わせ
を考える。
 なお、STPのかわりにPPMを用いることが出来る。というか、PPMはもっと上流の全体的な戦略から使える
 どの事業部門(BU)を残すか・・など。

 ただ、PPMを利用する場合、市場の成長率とシェアだけで考える。顧客にフォーカスしていないので、
 顧客から見たシナジーが分からない。そこで顧客にとって必要な部門も切ってしまい、顧客離れになる
 危険がある(ケータイ部門が不振なので、ケータイ撤退→モバイル案件、ど~すんだよお!)

 ま、適当にその辺考えて、使ってください。




■(4)各部門戦術
 マーケティングだと、どの製品を売るかが決まったら、どうやって売るかになる。
 それは、ことらーさんの4P

 情報部門で言うと、どのシステムをどこまで開発するかが戦略。
 何とかシステムを開発しよう!ってなると、戦術レベルになり、システム開発が始まる。
 ということで、情報戦略では、キックオフミーティングで召喚すべきメンバー
 (ステークホルダー)が分かるくらいにする。

 あとは、ロバートソン夫妻の要件プロセス完全修得法を見てくれ!
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