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「プログラム100%自動生成可能」の論理的根拠-その2

2009-07-23 16:07:43 | Weblog

<前回の話>
 2009年7月22日 日経コンピューターの特集「もっと速く作れる」に、
 「100%自動生成可能」という話が出てきているが、そのようなことが、
可能なのかどうか、考えています。

 前回までの話で、

1.入力ー処理ー出力だけでプログラムを作ることは出来ない。
  すくなくとも、
  入力メディア、出力メディア(デバイスって言うか)は必要

2.これがあれば、入力デバイス、出力デバイスごとに、
  入出力ライブラリ、フレームワークがあるから、
  それがRDBに入っていれば、検索して取り出してくることはできる
  処理内容もRDBにプログラムが入っていれば、取り出せる。

というところまできました。




■プログラムは、これだけで、かける?

 じゃ、これだけでかけるか?というと、
 取り出すことは出来たのですが、それを順番に並べないといけません。
 場合によっては(IF文で書くように)処理をしないということもあります。

 そこで、取り出してきたプログラムたちを、条件を考慮して順番に並べる必要がある。

つまり、

  ・入力データ・メディア
  ・処理内容、順番・条件
  ・出力データ・メディア

が必要になる。ここで書いたことと同じですね。




■必要条件を満たす図

 そうすると、この必要条件を記述している図は・・・?
 それについては、ここで書いたけど、業務流れ図が、上記のことに加え、誰をを付け加えて書いている。
 したがって、業務流れ図があると、プログラムがかけそうな気配になってくる。

 しかし、実際には、画面定義、帳票定義、DB項目定義は流れ図にはかけないので、このへんの定義が別に必要になる。

 そして、これらの外部入出力定義と、入出力フレームワーク・ライブラリ、基本的な処理の間で一貫性があって、それらがDBに入っていれば、それを業務流れ図に沿って、検索して取り出して並べれば、プログラムができそうな気配である。




■で、100%自動生成可能?

 その日経コンピューターに載っている例、GeneXusは、

  業務ルール、画面、データ構造、帳票・バッチ処理

 となっている。

   業務ルール=業務流れ図
   画面=画面定義書
   データ構造=DB、ファイル定義
   帳票=帳票定義
   バッチ処理=業務流れ図の一部

 と考えれば、これで画面定義、帳票定義、DB項目定義、業務流れ図がそろっているので、
 基本的な業務のライブラリ、入出力ライブラリがあれば、それを組み合わせて
 プログラム自動生成というのは、論理的に可能な話ではある。


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