ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

失われた20年-ソフト業界は変わったのか? その1:第三次オンが終わったころ(1)

2007-07-14 23:22:43 | 土日シリーズ

 20年位前、1980年代終わりごろから、最近まで、ソフト業界とかその周辺の変遷について、特にソフト開発の立場を中心に見て行く、新しい土日シリーズ「失われた20年-ソフト業界は変わったのか?」その第一回は、第三次オンが終わったころ(1980年代後半)から書きたいと思います。

 多分、今のソフトウエア業界の混乱や斜陽化を書き始めるには、この時代からはじめるほうがいいかなと・・・

 コレ以前は、コンピューター業界は、明るい未来みたいに言われていて、汎用機を中心に進展していったと思います。そして、第三次オンラインでピークになったと。。
 その後、汎用文化が崩れ、ダウンサイジングが起こり・・・としていった中で、考え方、価値観の急速な変化が起こってきます。
 そこで、第三次オンが終わった時点の1980年代後半から書くのがいいかなあ。。
 と思います。




■そもそも第三次オンって?

 第三次オンラインとは、銀行を中心とした金融機関が、ATMなどを行うための(あれ、当時はCD=キャッシュディスペンサーって言ってた気がする)一連のシステム開発です。
 「第三次」というからには、「第一次オンライン」、「第二次オンライン」もありまして、その後「第三次オンライン」になります。
 一般的に、「第四次オンライン」とか、「第五次オンライン」というのはないと思います。
 つまり、第三次オンラインで一応完成したわけで(はっきりしないけど、またWebでしらべたけど、よくわかんなかったんですけど、たしか記憶では、第三次オンラインで、仕組み的には、24時間フル稼働に対応できたので、これ以上は、求めようがない気がした・・)

 第一次オン、第二次オンを経て、第三次オンで、大規模開発の1つの型ができたといえます。




■で、そのころはどうだったの?

 そのころが、確か1980年代後半ごろじゃなかったでしたっけ?
 ちがうかなあ。。たしか、そんな気がした。

 で、そのころというと、汎用機が全盛のころ。
 事務用はCOBOLとPL/Iが全盛、科学計算用にはFORTRAN。
 簡易言語というか、目的限定の言語として、RPG(ゲームではない)という帳票出力用の言語とかもありました。

 とくにPL/Iは、機能が多くてさかんで、かつ、メーカーによっては、いきなり宣言した後で、アセンブラが書けたと思った・・なんていうので人気になった。
 まあ、当時の情報処理試験でも、上記にアセンブラを加えたものが、試験で選べる言語だったと思うし(当時は2種、1種、特種の時代、その後コレにオンラインが加わり、そのあとで大幅改変する)・・・




■身分制度があってね。。

 当時は、SEがトップ、その下にプログラマがいて、コーダー、オペレーター、パンチャーなどの職務があった。一応説明しておくと、SEは、要件仕様から基本設計までをする人(当時は、外部設計とは言わなかった。いまだに基本設計というのは、この時代をひきづっている)、プログラマーは詳細設計をして、プログラムをコーディング用紙に書く人。
 ただし、大きな会社では、詳細設計をする人(プログラマ)と、詳細設計から、コーディング用紙に書く人をわけて、コーディング用紙に書く人のほうを、コーダーといったりもした。

 コーディング用紙に書かれたものは、紙カード、その後フロッピーに書かれる。
 この入力をするのが、パンチャーさん。つめの長い人はあんまりいない。
 というより、当時はまだ、「つけ爪」の習慣がなかったか(^^;)

 それを、汎用機にかけるので、オペレーターがいた(オペレーターがコンソールから捜査することになる)

 ただし、SEでも、詳細設計、プログラムに手を出したり、さらに後の時代になると、パンチャーを通さず、ダム端(というのがある。今後説明する)から直接プログラムを入力して、JCL(というのもある。今後説明する)を切って(書くこと。なぜか、JCLの動詞は、切るという)、実行までするようになり、この職務はあいまいになるものの、前提は、上記のものだった。

 ちなみに、テストに関してだけど、テスト仕様は、仕様書をプログラマに渡した時点で、SEは暇になるので(という消極的な理由からではないが、おいおい理由は書く)、テスト仕様をSEがつくり、プログラマは、プログラムが出来た時点で、テスト仕様書(もできている)をみて、テストするというのが美しい形(実際は、こうはいかないこともあるが・・)





■このころの汎用の周り

 一方では、個人を中心にPC-8801(これは8ビット)などを利用し始めていた。
 このあとでてくるNECの16ビットマシンPC-9801が一世を風靡する。
 N88BASICが載っていたが、このマシンのOSに、MS-DOSやDR-DOSを読み込ませて、起動するといったパターン。

 この辺については、またあとで、書きたいと思う。
 なお、ゲームに関しては、ファミコンが出てきたのが1983年だそうな・・




 次回は、そのころの汎用機とか、COBOLとかのお話を書こうと思います。
 そして、その後、開発方法論(この時点で、1回まとまった)、PC9801あたりのパソコンの話なんかを書いていきたいと思います。


P.S 多少、間違っていること、時代考証がちがっているところがあったら、ごめんなさい。
 ウィリアムのいたずらの心象風景で書いているので、まちがいがあるかもしれません。

 

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「Second Life」日本語版ベータを公開

2007-07-14 14:01:09 | Weblog

ここのニュース
米Linden Lab、「Second Life」日本語版ベータを公開
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070713-00000030-imp-sci

によると、SecondLifeが、日本語版(ベータ)をだしたらしい。

ほー・・

でも、どーなんだろ、

まだまだこれからなのかなあ・・・

もう、話題のピークは過ぎたのかなあ・・

セカンドライフ??

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防水は、少量ならケータイにデータを転送しておけば、いいのかな。。。

2007-07-14 12:17:45 | Weblog

ここのトレンドたまご
TTF:2,101 あなたのデータ守ります[07/7/10]
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/toretama/070710.html

(以下斜体は上記サイトより引用)


商品名 耐火・耐水・耐震、自動バックアップ機能付きデータストレージ

特徴 パソコンなどからのデータのバックアップを水害や火災から守ってくれる商品。

価格 100万円前後(オープン)


ほー、
ただ、もし、少量データであれば、防水ケータイの
W52CAとかにデータを送っておいて、
そのケータイを、持ち歩いていればいい??
そーいう問題じゃないか(^^;)

(たぶん、トレタマはそういう小容量のはなしではなく、大容量のもので、水没してしまう話なので、ちょっとお話は違います)



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