ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

オープンソースソフトウェア(OSS)の利用によって生じた損害を補填する保険があるらしい。

2005-11-03 19:15:39 | Weblog

 前のブログで、補償問題についてかいたので、そのつづき。

 オープンソフトの保険というのがあるらしい。
 ここのニュース
 その記事によると、

 最大1,000万ドルまで補償される同保険では、Linuxなどのオープンソースソフトウェア(OSS)の利用によって生じた損害や、GPL(General Public License)などのライセンスに違反してリプレイスや改変を余儀なくされた場合の費用などを補填する。保険の対象となるのは、OSSを社内システムに利用する企業である。


 だそうです。

 オープンソフトを利用して作った業務アプリによって生じた障害も、補償してくれるのかしら?

 なら、みんな、オープンソフトを使いそうな気が。。。

 でも、そういう意味じゃないんだろうな、きっと?
 (そういう意味なのかなあ??)


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ソフト開発における逸失利益の損害賠償が行われたら、中小企業の1次請けは、できないよね

2005-11-03 16:31:05 | Weblog

 東証のシステム障害の件に関して、損害賠償の観点から、コメントをいただきました。

 ありがとうございます。

 返信のコメントにも書きましたが、うーん、そうすると、もし、富士通がお金を払ったら、いままで、中小企業の開発で、損害賠償を請求してこなかったもの(逸失利益は、請求しない)というものまで、今後は、(このケースを見習って)契約に盛り込まれそうですよね。


(ただし、今回の損失、瑕疵による条項が、あくまでも、SLAからくるものであれば、そういう波はこないかもしれない。ただ、SLAの結び方を、コンピューターの性能ではなく、売上とかにしちゃうと、結局、おなじことになる。これは、あとで書きます)


 これに似た話で、診断士の世界で、この話が、話題になっているつーのをきいたことがある。
 (たしか、ずーっとまえの更新研修で)




 中小企業のオヤジは、システムを導入するのに、「このシステムをいれたら、いくら売り上げあがるの?具体的にいってよ」っていう話になる。要するに、かれらは、金を借りてシステムをいれるため、払えないと、たいへんなことになるわけよ!

 そーすると、ですよ、中小企業のオヤジから、システム開発をうけるには、「このシステム導入したら、売上が1億円ですよ!」とか具体的な数字をだすことになる。つーか、そういう約束をさせたがる、おやじがおおいそうな。

 でも、1億の売上、あがらなかったら?

 そもそも、コンピューターをいれると売上があがるということに、直接的な関係はない。
 そうすると、POSレジによってABC分析がうんたらあんたらとかいう人がいるが。。

 あまーい!

 たとえ、Cランクの商品でも、値段が安い商品なら、POPつけたり、きれいなおねーさんが気合い入れて売ると、ばんばん、売れちゃったりする。つまり、コンピューターを導入しても、直接に売上が上がるというよりかは、間接的な影響しかない。

 そこで、売上が上がらないっつーことがある。




 で、この場合、どうするか。

 1億を損失補てんしないといけない。

 つー理論になりますよねえ。。。

 システム開発の要求仕様は、「売上1億!」で、それに達しなかったんだから、瑕疵ということで。じゃなきゃ、詐欺だ。

 ところが、診断士の場合、税理士や弁護士とちがって、保険がない。
 税理士の場合は、もし、自分のミスで税金を高く払いすぎても、保険に入っていれば、その分、補填される(かならずしも全額ではないし、保険にはいっていない税理士もいるみたい。。)、といわれている(税理士でないので、くわしくしらん)。

 だから安心して、できるけど、診断士はない。。

 保険をつくるべきじゃーないの!って言うような話を聞いた気がする。




 そうすると、同じような波が、システム開発にもくると、もう、中小やフリーのソフト開発会社は、中小企業の1次請けとかは、できないってことになる。

 いまでも、(ユーザー=発注者が)中小企業の1次請けは、極端に嫌う。

 カネの回収がむずかしいケースが、あるのだ。

 厳密にいうと、2つのケースがあって、回収が本当に難しい場合(=カネが支払えない)と、カネははらうが、難癖をつけて、納品を引き伸ばし、仕様を変えちゃうケース。

 後者のケースに、アジャイル開発を悪用することができる。

 まあ、このへんのごたごたは、ウィリアムのいたずらの実体験や、まわりにいる、コンサルの悲惨な生活(この話をすると、本当に、ユーザーって、人間の血が流れているのかあ!と思うはなし。流れてなかったりして(>_<!)、しかし、この実態が改善されない理由としての、起業ブーム(成功報酬の請負というケースにより、ユーザーは、無一文で、明日倒産するような会社でも、システム開発を頼めるようになった。そのからくり)については、いつかはなすことにして、省略。先に話をすすめる。




で、ウィリアムのいたずらもそうだが、実は、こういう会社は、100社あったうちの、数社(最近は増えて数十社かも?)程度なのだ。でも、一度会ったら最後、ウィリアムのいたずらもそうだったが、今までのカネも仕事も、すべて失ってしまう。そこから這い上がるには、相当大変なのだよ。

 つーことで、どんなに安くても、ちゃーんとした、会社の下請けのほうを好む。

 じゃなきゃー、こんなに、安いお金でやりませーん。




 つーことで、もし富士通が賠償すれば、今後、賠償天国となり、結果として、中小企業の開発は、一般のソフトハウスで、怖くて受けられなくなる。。かもかも。

 てゆーかー、今も、ある程度そうなんだけどね。

 まだ、事故に遭ってない会社は、請けるだろうけど、一度事故ると、請けないよね。
 ウィリアムのいたずらが、今、お仕事もらってる会社も、以前事故って、請けてないみたいだしい、ウィリアムのいたずらも中小からは原則、請けない。「中小企業診断士なのにい!!」-なので、診断士ということは、最近隠している。

 そうすると、起業予備軍の人が、無報酬(名目は、成功報酬で請負、本人たちはそう思っているけど、結果は、無報酬)で、中小企業のオヤジの仕事を請けることになるんだろうな(無報酬の場合、損害賠償っていうことをいうオヤジは少ない)。

 で、オヤジと呑んで、世間に、だまされると。。。

 すみません。ひとぎきの悪い言葉でした。訂正。

 で、オヤジさんと起業予備軍の人が
   呑んで、明るい未来を、希望を、夢を語ると。。。

 そーいう開発には、この前のAccessでアジャイル、いいかも。。

 うーん、そのうち、Accessでアジャイルでも、はじめますか。。
 

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