昨日花巻の野鳥観察会に参加してきました、私も良く訪ねる千貫石温泉のそばの森林公園を中心に案内役の方のリードで何箇所か観て歩きました。
昨日の一番は猛禽類のノスリが子育てしていたところに出くわしたことでしょう、大きな雛が2羽いましたし一生懸命餌を運ぶ親の姿も見れました、ラッキーでした。そのほかでは少し遠くでしたが「クマタカ」にあえました。それから「ホオアカ」にも会えました。ゆらゆらと陽炎が立つ草原の遠くのほうに止まっていました。
話は違いますがこの森林公園がある金ヶ崎町は私の住んでいる北上山地とは違い奥羽山系の麓辺りに位置しています、そのせいか植物の種類に違いが有るようです、前にアケビの種類の分布の違いの事を書きましいたが今回はクロズルというつる性の植物についてです。
ちょうど花が咲いていましたけっこう目立ちますね、ニシキギ科クロズル属のクロズルです。
同じニシキギ科ツルウメモドキなどの花ににています。
さてこのクロズルは私の住んでいる太平洋側の北上山地には有りません、断定していいかどうかはちょっと不安ですが、図鑑によれば東北地方から福井県までの日本海側に分布、とありますので日本海側の気候に適しているのでしょう、そんなことで初めてこのクロズルに出会ったときは何だかうれしくなったことを思い出しました。
それから名前はクロズルですが幹も黒くないしどこも黒くないのです、それどころか一年枝は時に赤くなるというのです、ですから別名「ベニズル」とも云われるそうです。何だか分かりません。
秋になるとこんな実をつけます。