この間の日曜日19日、「カタクリの会」主催の「奥羽自然観察会」に参加してきました。
ご存知の方も多いと思いますが「カタクリの会」は自然保護活動家で写真家でもある「瀬川 強」さんが代表をしている会です。
私は今回で3回目の参加となりましたが、1990年以来毎月観察会を開いて今回で214回目だそうです、それだけでもすごいと思います。
さて今回は「落ち葉とキノコ」というテーマで西和賀町の未来の森周辺を観察しました、ここが自然環境保全地域として指定されている森の入り口です。熊の看板を指差している方が瀬川さんです。
この未来の森は中心に「湯川沼」という沼があります、秋田県との県境近く海抜580メートル、奥羽山脈のブナ林の中にあります。
この湯川沼には天然記念物に指定された浮島があり高層湿原といった感じがします。
ヒツジグサが一面に自生していました、花は有りませんでしたが葉っぱが紅葉し始めていました、因みにヒツジグサの名前の由来はひつじの刻に花が咲く、からだそうですよ。さてひつじの刻とは?(午後2時頃)
さて観察した草木を紹介します、上の写真は「クサボタン」私としては初めて知った植物でした。面白い形をしてますね。
見えずらいですが「ウゴツクバネウツギ」花が落ちた後のようです、ツクバネウツギのなかでも「ウゴ」というのは「羽後」と書くそうで東北地方の日本海側に主に自生しているそうです。
ミヤマガマズミの紅葉
ヒメヤシャブシ、これは紅葉しないで散りそうです、因みにオオバヤシャブシはこの地域にはもともとないそうですがたまに誰かが種を運んだりして道路沿いなどに生えているそうです。
ツクバネ、ほんとに自然の造形って面白いし美しいですね。
「アカミノイヌツゲ」赤い実が付いているのでそれと知れますが、実が無ければ経験不足の私には分からないでしょう。
これも常緑の「ヒメモチ」、常緑では他に「カラスシキミ」「ツルシキミ」「ヒメアオキ」「エゾユズリハ」「ハイイヌツゲ」などが自生していました。
これがとてもいい感じNO1、「ルイヨウショウマ」の実です、「サラシナショーマ」によく似た花が咲くようです。
青いというか紫の実では「ムラサキシキブ」が綺麗でした。
ブナの実を少し分けてもらいました、熊も沢山食べたでしょう。
熊のフンがありました、木の実を沢山食べた熊のようでした。
楽しく沢山勉強できた観察会でした、瀬川さん御夫妻に感謝、有難うございました、またよろしくお願いいたします。