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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

8月6日

2010年08月06日 | 日々のあれこれ
 本番の演奏、楽器積み込み、写真撮影などを終えたあとは、3階席で後半の学校さんの演奏を聴かせていただいた。
 どの学校さんも本当によく練習されていることが伝わってくる。
 もちろん、つめの甘い部分、もう少しやればもっとよくなるのにと思える部分は当然あって、そういう意味では、絶対的にかなわない、追いつきようがないとうちひしがれるばかりではなかったのはたしかだ。
 滑り込めたかもしれないとも思いも正直あった。
 3階席だったから、よけいにそう思ったかもしれない。
 各バンドの問題点がよく聞こえるのだ。
 1階S席的な座席なら、もっと上手に聞こえるかもしれない。
 でも、さいたま市文化センターは容赦がない。
 おそらく2階の審査員席も、どんなささいなミスもきちっと判別できるような聞こえ方をするだろう。
 そう考えて、自分のバンドの響きをふりかえってみたとき、課題曲のあの部分はピッチがあってないのがばればれだったのではないか、自由曲のあの部分の不安定さはそのまま伝わったであろうというような不安はいくつもわいてきた。
 でも、今日の演奏に、自分も含め部員みんなの魂がこめられていたことだけは間違いがない。
 その確信があったから、審査結果を受け入れることができたのかもしれない。
 ていうか、受け入れるしかないのだけど。
 あの先生の点数がもう少しふつうだったら通ってたのになあ、なんて思ったりしたが(受け入れてねえじゃん)、演奏への評価が、今までやってきたことに対する評価のすべてではない。
 閉会式をおえて外に出ると、まだ明るい。
 なんか拍子抜けするなあ。
 最後の集合で何を言おうか。
 「審査結果は残念だけど、今まで一緒にやってきたこの仲間が、かけがえのないものであることだけは自信がある」なんて言葉が思いついたが、口にしたらやばい状態であることに一瞬にして気づいた。
 さい文から、ハープを積んだキャラバンの荷台でゆられながら、荷台ってけっこうゆれるんじゃん、その割にみんな荷台好きだよなと思いながら気づいたら熟睡してた。 

 
コメント
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