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水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

スプコン

2010年03月21日 | 日々のあれこれ
 午後から、星野高校さんのスプリングコンサートにでかけた。
 このごろは文化祭でしか接点はなくなってしまったが、多少なりともかかわりのあった生徒さん達が、この演奏を最後に卒業していくのだなと思うと感慨深い。
 うちの3年生達もあと一週間か。
 うちの定演も今年で19回、よくしぶとくここに居続けてるなと思う。

 内田樹先生が「学校はあまり変化しない方がよい」と書いておられた。なぜか。

 ~ それは「変わらない学校」が定点としてあることによって、卒業生たちは、自分が「そこ」からどれくらい離れたところまで来たのか、「そこ」にどれくらい深く繋がっているのかを計測することができるからである。 
 学校の、あるいは教師の重要な社会的機能は「定点」として、卒業生たちのために、「そこにいる」ことである。 ~

 そうか、いることが大事なんだ。
 そう考えれば少し気が楽か。
 何も与えられなかったとか、教えられなかったという後悔の念は必要なくなるから。
 大体、他人さまに何かをしてあげられるなんて考えてしまうことがおこがましい。
 渦中にいるときは、何がなんだかわけわかんなくて、てんぱってあれこれやってもらい、卒業して何年かして、突然ふらっと訪ねてきたときに、学校が、部が存在していればいい。
コメント (5)
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