朝日新聞の小泉今日子さんの書評で知り、この『四十九日のレシピ』をすぐに取り寄せた。
本を開いてすぐのプロローグの文章で、作者も作品もただものではないことがわかったので、そのまま一気読みした。
また夜更かししたけど後悔してない。
作者の伊吹有喜さんというお名前ははじめてだが、ご本人のサイトを尋ねてみたら、お年は40歳ぐらい、この作品が二作目の小説だそうだ。
40歳近くで小説デビューされたのだなあ。
吹奏楽の世界でも、顧問になってすぐに全国大会に導く方もあれば、長く地力を蓄えた後にブレイクされる方もある。
やなせたかし氏が「アンパンマン」でブレイクしたのなんか70歳だから。
中学生の時、やなせたかし氏の「詩とメルヘン」という雑誌を愛読してたが、大人になってから氏のつくるキャラクターにお世話になるとは思いはしなかった。
ちなみにアンパンマンに登場するキャラクターには指がない。
な~んでか。
製作スタッフが少しでも早く仕事を終えられるようにという、作者やなせ氏の心遣いだそうだ。
苦労人だよね。
『四十九日のレシピ』も、伊吹有喜氏の人生経験がいろんなかたちで昇華したものなのだろう。
若い作家さんには書けない味わいがある。
~ 今作の「四十九日のレシピ」は昭和を生き抜き、平成においてその生を終えた、ある女性の人生を通して、残された家族が悲しみを抱えながらもそれぞれの生き方について考え、道を開いていくという作品です。
家族を失った心の空白は埋めようとしても埋まるものではなく、何かで埋められるものではないかもしれません。その悲しみを癒す処方箋などあるはずないのですが、この一家にはその女性が描いた絵による、美しいレシピのカード集が残されていました。そのカードの一枚に、自分の四十九日の法要についての明るい要望が書かれていたことが、タイトルの由来です。
つつましくも精一杯に生きてきた女性の人生が、残された者の「これから」を後押しし、勇気づけていく。そんな七週間の物語です。 ~
ということだそうです。
この日誌をお読みの保護者のみなさま、この本は絶対的にお薦めします。
本を開いてすぐのプロローグの文章で、作者も作品もただものではないことがわかったので、そのまま一気読みした。
また夜更かししたけど後悔してない。
作者の伊吹有喜さんというお名前ははじめてだが、ご本人のサイトを尋ねてみたら、お年は40歳ぐらい、この作品が二作目の小説だそうだ。
40歳近くで小説デビューされたのだなあ。
吹奏楽の世界でも、顧問になってすぐに全国大会に導く方もあれば、長く地力を蓄えた後にブレイクされる方もある。
やなせたかし氏が「アンパンマン」でブレイクしたのなんか70歳だから。
中学生の時、やなせたかし氏の「詩とメルヘン」という雑誌を愛読してたが、大人になってから氏のつくるキャラクターにお世話になるとは思いはしなかった。
ちなみにアンパンマンに登場するキャラクターには指がない。
な~んでか。
製作スタッフが少しでも早く仕事を終えられるようにという、作者やなせ氏の心遣いだそうだ。
苦労人だよね。
『四十九日のレシピ』も、伊吹有喜氏の人生経験がいろんなかたちで昇華したものなのだろう。
若い作家さんには書けない味わいがある。
~ 今作の「四十九日のレシピ」は昭和を生き抜き、平成においてその生を終えた、ある女性の人生を通して、残された家族が悲しみを抱えながらもそれぞれの生き方について考え、道を開いていくという作品です。
家族を失った心の空白は埋めようとしても埋まるものではなく、何かで埋められるものではないかもしれません。その悲しみを癒す処方箋などあるはずないのですが、この一家にはその女性が描いた絵による、美しいレシピのカード集が残されていました。そのカードの一枚に、自分の四十九日の法要についての明るい要望が書かれていたことが、タイトルの由来です。
つつましくも精一杯に生きてきた女性の人生が、残された者の「これから」を後押しし、勇気づけていく。そんな七週間の物語です。 ~
ということだそうです。
この日誌をお読みの保護者のみなさま、この本は絶対的にお薦めします。