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Kalin Cellars Sonoma County Pinot Noir 1999

2013-05-10 00:00:00 | アメリカ
Kalin Cellars Sonoma County Pinot Noir 1999
Kalin Cellars Sonoma County Pinot Noir 1999
カリン・セラーズ

信じられないワイナリーが、カリフォルニアに存在した。
飲み頃に達するまで10年以上寝かせてからでないとワインをリリースしないという哲学を貫く「カリン・セラーズ」だ。カリフォルニア北部、マリン郡(ソノマ郡の西)に本拠を置くこのワイナリーは、長年カリフォルニア大学で教鞭をとってきた微生物学者、テランス・レイトンと夫人のフランセスによって1977年に創設された。レイトンの信条は欧米の4大味覚である甘味、酸味、塩味、苦味に加え、ワインにおいても第5の味覚「うま味」が必要であるというものだ。

世界のほとんどのワインが「うま味」に到達できない、あるいは到達する前に売られてしまうと考え、全てのワインが10年以上のボトル熟成を経た後に、ようやくリリースされる。果たしてそれで経営が成り立つのか?と不思議に思えるほど破天荒な生産者だが、驚くべきことに、ロバート・パーカーやステファン・タンザーが、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティやルロワ、ルソー、オーブリオンなどを引き合いに出し、数多の賞賛の言葉を連ねている。

ちなみにカリン・セラーズは、全米のかなりのレストランに直売しています。膨大なので個々のレストランが、それぞれどういう評価を受けているかまでは調べきれませんでしたが、ミシュランの評価に関しては、サンフランシスコのSaisonが二つ星。同じくサンフランシスコのFrances,La Folie,Michael Mina,Quinceなどが一つ星です。

2012年5月にリリースされたばかりの90年代!
古酒好きの方必見!
カリン・セラーズ
 ピノ・ノワール・キュヴェDD [1999]750ml

飲み頃に達するまで10年以上寝かせてからでないとワインをリリースしないという哲学を貫くカリン・セラーズ。

パーカーが
DRCやルロワと比較して絶賛する
ピノ・ノワール
《12年熟成》のピノ・ノワール

パーカーがCRDのワインや、ルロワ、ルソーのシャンベルタンを彷彿させると絶賛したコート・ド・ニュイ北部スタイルのピノ・ノワール。冷涼なソノマのアレクサンダー・ヴァレーに由来。フレンチバリック(新樽50%)で18ヶ月熟成。無清澄・無濾過で2001年4月に瓶詰め。11年の瓶内熟成を経て、今年5月にリリース。

*キュヴェDDは、以下の評価を獲得
1997:WA91、IWC91、1994:IWC90、1991:IWC91+
1990:WA94、1988:WA90、1987:WA92

■読売オンライン ワイン漬けDAIRYより抜粋■
99年のキュヴェDDというピノ・ノワールも試した。こちらもソノマ・カウテンィのラベル表示。冷涼なアレクサンダー・ヴァレーのブドウを使う。カリフォルニアではなく、フレンチ的なスパイシーさや下草の香りが出ている。
世の中は広い。こんな造り手が眠っているのだから。

品種:ピノ・ノワール

醸造:原料のブドウは,ソノマ北部のアレクサンダー・ヴァレーに位置するデモスティーヌ・ヴィンヤードに由来。果粒が小さく,収量が低いクローンで,この地区でも最も古いピノ・ノワールが栽培されている。土壌は粘土と泥灰,石灰岩が混じりあった地質。乾燥した畑で,ルシアン・リヴァーから1マイル以内の距離にある。

完熟したブドウを手摘みで収穫し,選果,破砕。木製の発酵槽で3週間かけて発酵。毎日3-4回の櫂入れを手作業で行う。圧搾して澱引き後,フレンチ・オークのバリックに移し,マロラクティック発酵と熟成を施す。新樽比率は50%で,熟成期間は18ヶ月。ワインは澱引きも清澄もろ過も行わず,瓶詰め。今回の1999年物は2001年4月に瓶詰め。
11年1ヶ月の瓶内熟成を経て,2012年5月にリリースされた。

デモスティーヌ・ヴィンヤードは,伝統的に並外れた果実味と豊かな口中のテクスチャー,そして非常に長い余韻を備えた凝縮したワインを生み出す。このブドウ畑の特徴は,カシスやチェリーなどの野生のレッド・フルーツやスミレ,エキゾチックなオリエンタル・スパイスや下草などを連想させることにある。

昨日のシャルドネに続きこのピノ・ノワールを味わってみました。昨日と同様に慎重にコルクを抜きました。今回は2段式のコルクスクリューを使用しました。このワインは非常に細かい澱が沢山ありますので、到着しましたら静かに最低でも1週間ぐらいは瓶を立てておいてからお飲み下さい。それとしっかりと冷やしてから抜栓して下さい。綺麗に熟成されたエキゾチックなピノ・ノワールの味わいを堪能できます。 試飲日 2012.09.07

  ※カリン・セラーズのワインはリコルクをしておりませんので、コルクがもろくなっている可能性がございます。ゆっくり慎重に 抜栓してください。

読売オンライン中のワイン漬けダイアリーで『カリン・セラーズ』が紹介されております。
『 カリフォルニアのR・アンポー ウマミを表現』で検索してみてください。
ウメムラより)



信じられないワイナリーが,カリフォルニアに存在した。

 飲み頃に達するまで10年以上寝かせてからでないとワインをリリースしないという哲学を貫くカリン・セラーズだ。
カリフォルニア北部,マリン郡(ソノマ郡の西)に本拠を置くこのワイナリーは,長年カリフォルニア大学で教鞭をとってきた微生物学者,テランス・レイトンと夫人のフランセスによって1977年に創設された。レイトンの信条は欧米の4大味覚である甘味,酸味,塩味,苦味に加え,ワインにおいても第5の味覚「うま味」が必要であるというものだ。

 世界のほとんどのワインが「うま味」に到達できない,あるいは到達する前に売られてしまうと考え,すべてのワインが10年以上のボトル熟成を経た後に,ようやくリリースされる。果たして,それで経営が成り立つのか?と不思議に思えるほど破天荒な生産者だが,驚くべきことに,ロバート・パーカーやステファン・タンザーが,ドメーヌ・ド・ラ・
ロマネ・コンティやルロワ,ルソー,オー・ブリオンなどを引き合いに出し,数多の賞賛の言葉を連ねている。
事実,世界の超一流ドメーヌやシャトーのワインばかりを取り上げるYOMIURI ONLINEが,2012年5月22日にこのカリン・セラーズを紹介したことは記憶に新しい。

《カリン・セラーズの歴史と概要》
 カリン・セラーズは,1977年にサンフランシスコの北に位置するマリン郡(ソノマ郡の西,カリフォルニア州)にテランス&フランセス・レイトン/Terrnce & Frances Leighton夫妻によって創設された。アシスタント・ワインメーカーもセラー・ワーカーも置かず,ブドウの栽培から瓶詰めしたワインの販売にいたるまでのすべてを2人で行っており,収穫など必要な時に限り,友人に援助を頼んでいる。テランスはワイナリーの経営と並行して,カリフォルニア大学バークレー校で微生物学の教授として教鞭をとっていた(2000年に退職)。このため,それぞれのブドウ畑にある野生酵母の特徴や個性を,誰よりも知りぬいている。

 設立当初からのレイトン夫妻の哲学は伝統的なヨーロッパのスタイルと個性を備えた並外れたワインを造ることだった。
そのために,栽培にも醸造にも職人的方法を採用してきた。具体的には,手摘みによる収穫,白ワインの樽発酵と
シュール・リーの状態での熟成,赤ワインは木製の発酵槽での発酵とパンチング・ダウン,ソフトな圧搾,バリックでの長期熟成,赤も白も最低限の人為的介入と無濾過・・・などが挙げられる。これらは今でこそ一般的になった方法だが,当時は周囲から偏見のまなざしで見られる方法ばかりであった。レイトン夫妻はボルドーやブルゴーニュの一流生産者をライバルと考えていた。カリン・セラーズでは,ブルゴーニュやボルドーの生産者が用いるのと全く同じ方法を用い,全く同じ手間をかけている。しかし,コストは同品質のワインよりもはるかに低く抑えられている。ボルドーやブルゴーニュの一流ワインのコストが75-500ドルであるのに対し,カリンでは25-50ドルであるからだ。ノン・フィルターや白ワインのシュール・リー熟成に関しても,カリン・セラーズはカリフォルニアで先駆的存在であった。なぜなら,1981年にカリフォルニアで初めてこれらの方法を採用したのがカリン・セラーズであったからだ。以来,すべての白ワインが無濾過で赤ワインに冠しては澱引きも清澄も行わず,プレス・ワインをブレンドすることすらしていない。
 カリンでは,年間約7,000ケースのワインを生産する。すべてが単一年で,単一畑のワイン。ソーヴィニヨン・ブラン,セミヨン,シャルドネ,ピノ・ノワール,カベルネ・ソーヴィニヨンのほか,樽発酵のロゼのスパークリング・ワイン(キュヴェ・ロゼ),さらに貴腐の付いた遅摘みのセミヨンとソーヴィニヨン・ブランから造るデザート・ワイン
(キュヴェ・ドール)がある。

パーカーがDRCやルロワ、ルソーのシャンベルタンを
彷彿とさせると絶賛。

[1999] カリン・セラーズ  ピノ・ノワール キュヴェ DD 
Kalin Cellars Pinot Noir Cuvee DD

商品情報
産地 アメリカ/カリフォルニア
色 赤ワイン
品種 ピノ・ノワール 100%
容量 750ml

パーカーがDRCや,ルロワ,ルソーのシャンベルタンを彷彿とさせると絶賛したコート・ド・ニュイ北部スタイルのピノ・ノワール。冷涼なソノマのアレクサンダー・ヴァレーに由来。フレンチバリック(新樽50%)で18ヶ月熟成。無清澄・無濾過で2001年4月に瓶詰め。11年の瓶内熟成を経て,2012年5月にリリース。

ブドウは,ソノマ北部のアレクサンダー・ヴァレーに位置するデモスティーヌ・ヴィンヤードに由来。
果粒が小さく,収量が低いクローンで,この地区でも最も古いピノ・ノワールが栽培されている。
土壌は粘土と泥灰,石灰岩が混じりあった地質。
乾燥した畑で,ルシアン・リヴァーから1マイル以内の距離にある。

 完熟したブドウを手摘みで収穫し,選果,破砕。
木製の発酵槽で3週間かけて発酵。毎日3-4回の櫂入れを手作業で行う。圧搾して澱引き後,フレンチ・オークのバリックに移しマロラクティック発酵と熟成を施す。新樽比率は50%で,熟成期間は18ヶ月。ワインは澱引きも清澄もろ過も行わず,瓶詰め。今回の1999年物は2001年4月に瓶詰め。
11年1ヶ月の瓶内熟成を経て,2012年5月にリリースされた。

 デモスティーヌ・ヴィンヤードは,伝統的に並外れた果実味と豊かな口中のテクスチャー,そして非常に長い余韻を備えた凝縮したワインを生み出す。このブドウ畑の特徴は,カシスやチェリーなど野生のレッド・フルーツやスミレ,エキゾチックなオリエンタル・スパイスや下草などを連想させることにある。

*ピノ・ノワール“キュヴェ DD”の評価
・1999:YOMIURI ONLINE 90点
・1997:WA 91, IWC 91
・1994:IWC 90
・1991:IWC 91+
・1990:WA 94
・1988:WA 90
・1987:WA 92

YOMIURI ONLINE ワイン漬け DIARY/2012年5月22日掲載のコメント
 1999 ピノ・ノワール“キュヴェ DD”ソノマ・カウンティ 1年に1度は飲みたい度:90点
 99年の“キュヴェ DD”というピノ・ノワールも試した。こちらもソノマ・カウンティのラベル表示。
冷涼なアレクサンダー・ヴァレーのブドウを使う。
カリフォルニアではなう,フレンチ的なスパイシーさや下草の香りが出ている。
メディトリーナより)




カリン・セラーズ ピノ・ノワール“キュヴェ DD”[1999]

信じられないワイナリーがカリフォルニアに存在した!飲み頃に達するまで、10年以上寝かせてからでないとワインをリリースしないという哲学を貫くカリン・セラーズ!!
カリフォルニア北部、マリン郡(ソノマ郡の西)に本拠を置くこのワイナリーは、長年カリフォルニア大学で教鞭を取ってきた微生物学者テランス・レイトンと夫人のフランセスによって1977年に創設。テランス・レイトン氏の信条は欧米の4大味覚である甘味、酸味、塩味、苦味に加え、ワインにおいても第5の味覚「うま味」が必要であるという考え。
世界の殆どのワインが 「うま味」に到達できない、あるいは到達する前に売られてしまうと考え、全てのワインが10年以上のボトル熟成を経た後にようやくリリースされる世界を見ても、かなり珍しい生産者。
果たしてそれで経営が成り立つのか?と不思議に思えるほど破天荒な生産者ですが、驚くべきことに、ロバート・パーカーやステファン・タンザーが、 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティやルロワ、ルソー、オー・ブリオンなどを引き合いに出し、カリン・セラーズに数多の賞賛の言葉を連ねています。
事実、世界の超一流ドメーヌやシャトーのワインばかりを取り上げるYOMIURI ONLINEでも2012年5月22日に取り上げられており、今回、このカリン・セラーズからリリースされたばかりの1990年代の3種類のキュヴェをご紹介の運びとなりました。90年代が今初リリースなんて、ハッキリ言って、聞いたことないかも。
長い熟成による圧倒的に長い余韻と、元来のクオリティを知れるズバ抜けた高レベルな味わい。是非ご期待頂きたいワインです!
※なお古酒のためコルクが抜きにくくなっています。何卒ご了承ください。

カリン・セラーズ ピノ・ノワール“キュヴェ DD”[1999]

★ロバート・パーカーがルロワやDRCと比較して評価したピノ・ノワール!

■カリン・セラーズ ピノ・ノワール“キュヴェ DD”[1999]
【産地】アメリカ/カリフォルニア州
【格付】AVA アレクサンダー・ヴァレー
【使用品種】ピノ・ノワール100%
【タイプ】赤ワイン・ミディアムへヴィ~

【ワイン概要】
原料のブドウは、ソノマ北部のアレクサンダー・ヴァレーに位置するデモスティーヌ・ヴィンヤードに由来。果粒が小さく、非常に収量が低いクローンで、この地区でも最も古いピノ・ノワールが栽培されています。土壌は粘土と泥灰、石灰岩が混じりあった地質。乾燥した畑で、ルシアン・リヴァーから1マイル以内の距離にある区画です。

完熟したブドウを手摘みで収穫し、選果、破砕。木製の発酵槽で3週間かけて発酵し、毎日3-4回の櫂入れを手作業で行います。圧搾して澱引き後、フレンチ・オークのバリックに移し、マロラクティック発酵と熟成を施す。新樽比率は50%で、熟成期間は18ヶ月。ワインは澱引きも清澄もろ過も行わず瓶詰め。
今回の1999年物は2001年4月に瓶詰め。11年1ヶ月の瓶内熟成を経てリリースされたものです。

【味わい】
ミディアムレッドの色合いに、オレンジのエッジ。
スモーキーで、森の土や熟成した野禽肉、ハーブ、マッシュルーム、プラム、イチジク、チェリーなど香りは多彩。
コート・ド・ニュイ北部のスタイルで造られ、ピリッとした酸味と熟したタンニン。カシスやチェリーなどの野生のレッド・フルーツやスミレ、エキゾチックなオリエンタル・スパイスや下草などを連想させる風味も豊満さ。
余韻には果実の風味と紅茶のようなエレガンスさが口の中に広がり、その持続感も見事です!
KAGAYAより)




(+)ウメムラより購入。4800円。