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Grands Echezeaux 1990 Mongeard Mugneret

2008-01-02 05:08:35 | フランス・ブルゴーニュ

Grands Echezeaux 1990 Mongeard Mugneret

グラン・エジェゾー

ロマネ・コンティの北方約1km、有名なクロ・ド・ヴ-ジョのすぐ西に隣接。赤や黒の果実の香りが凝縮されたような、まろやかでコクのある極めて魅力的なワインを生み出します。「深い森を散策する夢見がちな貴族」という形容も。
Wine Cellar KATSUDAより)


グラン・エシェゾー
Grands Echezeaux
AOCの分類:グラン・クリュ
産出村名:フラジェ・エシェゾー
産出するワインの種類:赤
栽培面積:9.1ha
ワインの特徴:グラン・エシェゾーはとても濃密で長命なワインであり、フラジェ・エシェゾー村に位置するものの、ワインの個性はラ・ターシュやリッシュブールに共通するところがある。(スパイスはちょっと感じられないか?)品質的にも間違いなくグラン・クリュであり、値段もラ・ターシュなどに比べると格段に安いためおすすめである。10年以上熟成させたときのあの枯れたような風味は、間違いなく満足できるはずである。
おすすめの生産者:
・Domaine de la Romanee Conti
・Domaine Mongeard Mugneret
・Leroy
にゅぶにゅぶより)



Dmainの説明

生産者名 モンジャール・ミュニュレ
所在地 ヴォーヌ・ロマネ(VOSNE ROMANEE)
生産者ご紹介 1600年代初頭にまで活動の痕跡をさかのぼることができる由緒ある生産者です。現在はヴァンサン・モンジャールが所有者となっています。

23ものアペラシオンの畑を所有しており、その総面積は25ヘクタールに及びます。

ぶどうの結実を適切に抑えるために冬の終わりにはしっかりと剪定をし、ぶどう木の負担を軽減するために厳しく適芽をして、収穫量を一定に保っています。トラクターなどの機械で畑に陥没が出来ないように細心の注意を払い、選果も全て手作業でおこなっています。

リシュブール以外のワインはすべて除梗し、色素、アロマ、タンニンを抽出するため4~5日間浸漬します。内側を軽く焦がした上質のアリエ産、ニエーヴル産、ヴォージュ産の樽を用い、ワインに肉付きと甘みを加えています。10~12日間のアルコール醗酵、数ヶ月の樽熟成の後、マロラクティック醗酵をおこないます。

近年、醸造技術が飛躍的に向上し、その上品で複雑味のある味わいに磨きがかかっています。

主なワイン:
ブルゴーニュ
ブルゴーニュ・パストゥーグラン
ブルゴーニュ・アリゴテ
ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ
ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ボーヌ
フィクサン
ジュヴレ・シャンベルタン
シャンボール・ミュジニー
ヴジョ・プルミエ・クリュ・クラ
クロ・ド・ヴジョ
ヴォーヌ・ロマネ
ヴォーヌ・ロマネ・マジエール・オー
ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・オルヴォー
ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・プティ・モン
ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・スショー
エシェゾー
グラン・ゼシェゾー
リシュブール
ニュイ・サン・ジョルジュ
ニュイ・サン・ジョルジュ・プラトー
ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ・ブード
サヴィニ・レ・ボーヌ
サヴィニ・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・ナルバントン
ピュリニー・モンラッシェ
ヴィエイユ・フィーヌ・ド・ブルゴーニュ
ワイン専門商社AmZより)


Mongeard-Mugneret 【モンジャール・ミュニュレ】
コート・ド・ニュイ地区 ヴォーヌ・ロマネ

総面積25ヘクタールと、ブルゴーニュではかなり大きいドメーヌは、その規模と同様由緒もあり、18世紀末以来ヴォーヌ=ロマネ村に居住しワイン生産に従事、現在のヴァンサンで8代目となる。また、ドメーヌの名称のミュニュレとは、ヴォーヌ=ロマネ在でやはり高い評価を得ているドメーヌ、ミュニュレ=ジブールからで、亡くなった先代のジョルジュとヴァンサンの父ジャンはいとこ同士にあたる。ジャンは、コート・ドールの栽培家組合のトップやBIVBの要職を長年務め、その容貌と相俟って生み出すワインも中々に力強さに溢れたものだったが、息子のヴァンサンがドメーヌを率いるようになってからは、よりフィネスが増した。ジャンの時代はつくりに重点が置かれていたが、ヴァンサンになってからはより畑での作業を重要視するようになり、栽培も環境に配慮したリュット・レゾネを1990年代初頭から推し進めている。
所有する区画はコート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで広がるが、樹齢はエシェゾーのヴィエーユ・ヴィーニュで70年以上、他のグラン・クリュも平均で50年ほどと、ほとんどヴィエーユ・ヴィーニュといっていい古さ。またプルミエ・クリュ、ヴィラージュも30年から40年と、こちらも安定した樹齢となっている。これらのぶどうはヴァンダンジュ・ヴェールトで収量をしっかり切り詰め、100パーセント除梗、軽くマセラシオン・ア・フロワをおこない色素、エキスを抽出し、開放のイノックスのタンクおよびコンクリート槽でのアルコール発酵となる。その際、果汁の移動はグラヴィティー・フローと、余計な負荷はかけずにおこなっている。新樽はグラン・クリュに多くても6割ほど、プルミエ・クリュで3から4割、ヴィラージュで2から3割という比率。そしてフィルター無しで瓶詰め。
ワインはどちらかというと濃厚だが、樽が突出しているようなタイプとは異なり、若いうちからある種の熟成した風味を感じさせる、うまみのあるもの。ドメーヌのフラッグ・シップ的存在のリシュブールを始めとするグラン・クリュでなくとも、十分な深みがあり満足度は高い。10年ほど前にピュリニー=モンラッシェを取得し、その後もジュヴレ=シャンベルタン、シャンボル=ミュジニー等、コート・ドールを代表するアペラシオンを続々と収めている、今後が愉しみなドメーヌである。なお、グラン・エシェゾーは1999年ヴィンテージよりヴァンサンの名を冠したドメーヌ・ヴァンサン・モンジャールとして発表。
加桝屋より)


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