前々々回記事「麺屋 葵」(店名クリックで過去記事へ)が有ります山形県南陽市から国道113号線(小国街道)を新潟県村上市方面へ向かう途中でちょっと変わった地名を発見。
「梨郷」と書いてRingoと読むらしい。梨の里(郷)と書いて林檎とよむとはお洒落ですね。流石フルーツ王国山形。
(前回の続き)さて話が前後しますが、新潟県三条市で燕三条系の極上の一杯を頂いた後は、夕陽を眺めようと弥彦山の方面へ車を進めてみます。
夕暮に映える山影は弥彦山でしょうか。穏やかな田園風景に心が和みます。
海沿いの国道まで出てみましたが…残念、厚い雲がかかっていてオレンジ色の太陽を眺める事は出来ませんでした。夕闇がかってゆく空を横目に柏崎市を抜けて海沿いのルートを一路上越市へ。
途中立ち寄ったコンビニで地元のラーメン情報誌を購入しました。新潟はこういうミニコミ誌が結構発売されてて羨ましい。スタンプ集めて云々と記載有りますが12/29まで使えるようなのでまた新潟に来なくては。
# おっと雑誌の横に、みーおん向井地美音@AKB次世代センターの総選挙うちわがチラ見してしまったどうしよう(←わざとらしい、笑))※せっかくなのでうちわの写真追加しておきます。新潟関係ないけど(笑)(11/5追記)
こちら「上越家」は「家系総本山吉村家」(店名クリックで過去記事へ)の正式な直系店で、富山県魚津市のはじめ家を中心に王道家、横横家、厚木家、家系総本山 吉村家で修業された店主の石平氏が故郷上越市で開業された店舗との事。
新潟には4大とも5大とも言われるご当地ラーメンが有りましてそれらの名店を回るのに忙しく(?)なかなか行けなかったかねてからの宿題店へいよいよ初訪です。
ちなみに現在直系店って「杉田家」「はじめ家(富山県)」「上越家(新潟県)」「厚木家」「高松家(香川県)」の5店舗しかないんですね。すぐ喧嘩になるらしいから…(?)>吉村氏
「並盛り」680円
味濃いめ、麺柔らかめ
早速のスープですが白濁で強めに取られた豚骨ガラベースは濃厚ながらクセが少なくデフォルトで鶏油がやや多め。吉村家のスープよりも少し鶏油の甘さが先行してくる印象有り。
チャーシューの戻しの肉味が強めに効いていて燻製香が有り直系らしさを感じさせます。
昆布系を効かせた醤油ダレも間違いなく直系の味わいのもの。ただし味濃いめで頼みましたが醤油のフックの強さが少なくて、鶏油の甘さと相まってややライトな印象を受けますね。もう少し醤油のパンチが欲しい気がします。
チャーシューは強めに燻製香を付けたモモ肉で家系らしい仕上がり。小ぶりながら2枚半も乗っかりコスパも良好。
麺は酒井製麺と思いますがしなやかなコシがあってスープとのマッチングは上々。家系直系には柔らかめオーダーがオススメ。普段固めで頼む方も一回柔らかめで頼んでみて欲しい。ゆで時間が長くなり提供時間は若干おそくなりますが麺のポテンシャルの奥深さを楽しめること請け合いです。
直系おなじみのトッピング類も充実。個人的にお好みの刻みショウガをいつものようにドサドサ投入して頂きます。
さて「上越家」の一杯ですが、沢山のガラでしっかりと炊き出した濃厚なガラベースに直系伝統の醤油ダレを強すぎないバランスで合わせて、たっぷりの鶏油で豊かなコクと甘みをプラスした家系直系ながら食べやすさを重視したバランスなスープ仕上がりと思います。
野菜畑が無いのが残念でしたが、上越家オリジナルの「釜焼き塩チャーシュー」1枚50円や「チャーシュー皿(チャーシュー5枚)」220円も美味しそう。「麺少なめ」500円メニューが有るのも良いですね。並一杯では多いという女性の方やお子様にピッタリサイズになりそう。
新潟県産のコメを使ったライス系も充実。しまった「ネギみそチャーシューまぶしライス」なんてのも有ったのか。これにスープをぶっかけたらそりゃぁもう美味しいだろうな。これも頼むべきだった、反省、次回こそ。ごちそうさまでした。