雪の夜
観念の戸を叩くものあり
忘却の果てより現れるは
蝋燭に照る 二人の水子の里帰り
・・・・忘れただろう
忘れぬいただろうね
何処からとなく響く声
正気は狂気に変わる
・・・・おいらは 十八
あたいは 十六
・・・・おいらの父は紐なのさ
あたいの父は飲んだくれ
どちらも同じ アホウドリ
葬られた兄弟
背に寄生する
観念の戸を叩くものあり
忘却の果てより現れるは
蝋燭に照る 二人の水子の里帰り
・・・・忘れただろう
忘れぬいただろうね
何処からとなく響く声
正気は狂気に変わる
・・・・おいらは 十八
あたいは 十六
・・・・おいらの父は紐なのさ
あたいの父は飲んだくれ
どちらも同じ アホウドリ
葬られた兄弟
背に寄生する