パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

山頭火は行く (自作詩)

2021-08-03 15:44:25 | パソコン相撲

後は無い 後は無い
来た道がわからない
ままよと思う
心すら

望まないもの
そればかりがあった
この身が憎い
まだ続くのか

飛ぶ鳥よ
そよぐ風よ
あるかままでいよ

われの道は細い
見るな 知るな
雪 はらはら

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つくすだけの天使 (自作詩)

2021-08-03 15:32:01 | パソコン相撲
つくすだけの天使がいました
人に喜びを運んで来るのです
みんなの為につくそうと
そればかり思っているのです

夢を叶えてあげようと
そのための舞台をこしらえたり
会いたい人に会わせようと
さりげなく仕向けたりするのです

あらん限りの力で
すり減ってまでもしようとするのです
もう・・・・

みなさん
天使は仮象になってしまいました
とうとう・・・・
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薔薇 (自作詩)

2021-08-03 15:13:56 | パソコン相撲
赤と黄色と白の薔薇
たぎる血潮の赤
黄色は陽の光
清楚なまでに白くと

花は自身の為に咲く
・・・・さあ 私をご覧
あやしく招く
誘って止まない

でも何か悲哀が
思い出の隅
野生だった頃を懐かしむ

さっそうと吹く風の中
静かに 静かに
女王は凜と
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青い鳥 (自作詩)

2021-08-03 14:23:31 | パソコン相撲
小鳥 あなたに囁く
・・・・願い事をどうぞ
    叶えてあげます
    一度だけ・・・・

小鳥 また囁く
・・・・一番見たい夢はなんですか
    それは幸せになった夢ですか
    幸せになろうとする夢ですか・・・・

・・・・あなたにとって本当の幸せは何ですか
    私はどこにでもいます
    綺麗な目を持って・・・・

・・・・でも あなたから私をさがさないで
    そうしてくれたら きっと・・・・
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まみちゃん (自作詩)

2021-08-03 13:52:08 | パソコン相撲

まみちゃん笑う
へのへのもへじ
つられて笑う
こっちの負け

まみちゃん怒る
ネコからフグ
泳げ泳げ
そしたらオコゼ

まみちゃん素直
輪を掛けて素直
縄跳び まみちゃん

まみちゃんと仲直り
ちっちゃな手と涙
ちっちゃなちっちゃな えくぼ

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フィレンツェ (自作詩)

2021-08-03 13:38:27 | パソコン相撲
ここは花の都
ラファエロの揺りかご
聖母子は人に近付いた
新たなる意匠を纏った

ルネッサンスは始まった
まどろみの天使たち
そこには おはようの声
光はそばに

空には虹
人は渡ろうとする
それは許された

鐘は鳴る
一抹の静けさ
優しい戸張
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リガ (自作詩)

2021-08-03 13:15:13 | パソコン相撲
バルトの真珠
北の海に輝く燦然たる星
人は争った
この宝石をめぐって

怒涛の様な成り行き
なれど頑なに守った
掛け替えのない都
・・・・リガ

悲痛なる願い
永遠の自由を
自由を与えたまえ

どれだけの涙を
この地は知っていることか
真珠の涙

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遊仙窟 (自作詩)

2021-08-03 12:02:41 | パソコン相撲
霧が晴れて そこは都
媚態の国 別世界
踊り子の腰 波のように
焼け付く目 見たら最後

旅行く貴公子
夢のような乱舞に無中
過行く時とは何か
懶惰のぬかるみへ

艶なる身
吸い尽くして離れず
枯れるまで

嘱望は露と消え
かつての貴公子
蛻の殻に
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ロシアンルーレット (自作詩)

2021-08-03 11:47:28 | パソコン相撲
・・・・さあ あなたの番
    私が一と三と五
    あなたが二と四と六
    どうぞ さあ

・・・・消えるかもよ
    その次は私
    こっちこそ消えるかもだけど
    いいの 約束だから

風と亡霊
二つの手は行きかった
時は途切れ途切れに

それはアネクドート
人の戯れ
雨はみぞれに
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破れた夢 (自作詩)

2021-08-03 10:44:26 | パソコン相撲
わかった事と言っても
数えるほどしかないのです
知らなければ良かった事の方が
遥かに多いのではないのか

夢を望んで止まない人は
歩みの一歩が嬉しいのだろう
それが怖い人は
酔えない酔っ払いなのかも知れない

昔 西洋に憧れていた
ジークフリートの舞台に立ちたかった
すでに久しい

ブレーメンを目指して進みたかった
その中に私がいて
それはもう 楽しそうに
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帰らざる橋 (自作詩)

2021-08-03 10:24:50 | パソコン相撲
帰らざる橋は
渡りたい人を見守っているだけです
老いさらばえた足や
これからだという足も

忘れな河の向こうは
ある意味で楽園です
罪は消え去り
魂はほっとするのです

この今も
幾千人が渡って行きます
静かな出来事として

次から次へと
それはもう 虫けらの様に
馬鹿にして来た虫けらの様にと
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川に花束を (自作詩)

2021-08-03 09:40:59 | パソコン相撲
主旋律は変わらなかった
アダージョのまま終わろうとしていた
その事は許された
数少ない一つとして

光の音を彼は追った
この境を越えようと
括弧と括弧が出来た
自己は分裂した

わからなくなった
どうしてここにいるのか
愛しい顔も わからなくなった

流れる花束を
ドナウは静かに運ぶ
さあ 眠れよと
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古城 (自作詩)

2021-08-03 09:12:38 | パソコン相撲
蔦の間から見えるもの
それは千年の古城だった
月明かりは照らす
囁きも聞こえる

思うは飛ぶ
ドラマはいくつあったのだろうか
演じるのに疲れたころ
黒い夢は降りたのか

叶えられなかった多くの夢を
誰に伝えることもなく
一人で閉まったのだろう

せめてもの事が出来るのなら
この手で表そう
語り継ごう
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中世のユダヤ (自作詩)

2021-08-03 08:41:15 | パソコン相撲
さ迷えるユダヤ人
いつまでも さ迷うことでしょうか
定住出来ず
一歩 二歩と

この悲しい定めの民は
生々流転を繰り返し
どこへ行くのでしょうか
地平の彼方へと

でも 否と
言わずにおれないのです
頑なに

今は風の中
いずれは止むよと
天なる声が
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戦争を終わらすための (自作詩)

2021-08-03 08:18:38 | パソコン相撲
戦争を終わらすための戦争が
はたしてあるのだろうか
本能の中にある醜い暗部
なくなりはしないのでは

有史以来 繰り返されて来たこと
そのたび泣いて来たのだが
すぐ忘れるのではないのか
それが人間だというのか

どれだけの願いが虚しかったか
何かがわからなくなる
手は血に染まる

戦争の恐ろしさを忘れた頃に
人は戦争をし出すのか
そう 思う
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