パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

逢瀬 (自作詩)

2021-04-16 08:48:07 | パソコン相撲
悲しい逢瀬をかさね
どれだけ 傷つければ
どれだけ わかりあえれば
共に歩けると言うのだろう

時空の無い世界の
感覚と感覚の間で
情意の凍る中で
何を望めると言うのだろう

そうだからこうだと
論理の諸刃を渡ろうと
いつまで続く訳でない

夜と夜を結び
二人だけで居られるならば
光よ 坩堝に帰れ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

調べの中で (自作詩)

2021-04-16 08:37:14 | パソコン相撲
遠きの日々を思い出し
胸中消えぬ黒点を見詰め
歌姫の唄 流れる中
情意は枯れる

傾いた六畳の
散らばる詩篇の中で
何を望んで明日を見る
時間ばかりが過ぎてゆく

壁には一枚の聖マリア
微笑んで見詰める
一縷の救いはそこにある

荒んだ空間の
古びた調べの中
業なるゆえ 文綴る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恵美抄 (自作詩)

2021-04-16 08:05:46 | パソコン相撲
相も変わらず 身もすがら
そのたび陽は登り
懈怠だらけの顔照らし
陽は沈みゆく

過ぎて行った日々を
哀れだったと形容し
せめてお前の名を
・・・・恵美 と口ずさむ

東京には空がないと 智恵子は言った
私には似合わないと 恵美は言った
それはそうだとしても

あの頃 ああだったら
風は靡いた
ここには 居なかった
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴェルレーヌ (自作詩)

2021-04-16 07:51:30 | パソコン相撲
甘い大気の中を
明日ある国を目指し
太陽の子を道連れに
お前は漂った

夢の様なリリカルを
この手で掴むと言い
願いは虚し
夢と消えた

ヴェルレーヌと言う悲話に
せめてエピソード
白薔薇を

ヴェルレーヌの涙
拙い涙
我呼ぶ 涙
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々 (自作詩)

2021-04-16 07:41:11 | パソコン相撲
レーゼドラマの様な物憂さ
そして続くけだるさ
これとばかりの吐息
皆 あの日と変わらない

青になれない黒のような
たえず群青を夢見んと
眩さを怖れ
避けてしまう この弱さ

恍惚の日々は流れる
訪れる光もない
感涙にむせぶこともない

時間の無い世界をゆくような
罠ある坩堝に吸い込まれるような
そんな日々 送る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新生 (自作詩)

2021-04-15 21:11:17 | パソコン相撲
胎動しつつあるもの
やがて誕生し
そこある世界見て
なんだか嬉しく 笑ったはず

それから時が立てど
四半世紀も過ぎぬのに
悪態 戯れ言 口に出る
ああ 新生せねば

生きよう 生きよう
どうせ刹那な光
そんな光の尾を見よう

生きよう 生きよう
どこまでも生きよう
どこまでも どこまでも 永遠に
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自由からの逃避 (自作詩)

2021-04-15 20:48:30 | パソコン相撲
自由の世界だと言いますが
果たして本当の自由を
何が自由か
自由故に知らないのです

自由という重みを
柵を取りたくて
欠伸に疲れたのか
自由を捨てにかかるのです

いつもの繰り返しです
人は戦うのが好きなのです
なんだか それもわかります

笑ったり・・・・
泣いたり・・・・
ミーイズムの戯れ言でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悲しみの国 (自作詩)

2021-04-15 20:30:40 | パソコン相撲
千歩あゆんで後見たら
後悔の日々 そこにあり
どうやら びっこの足取り
ちびた下駄は物語る

濃霧の中の迷い子
昨日もなければ 明日もない
愛しき顔も見えない
どこかで ごぜも泣いている

ここを過ぎてゆけど
遊惰の国の人は
悲しみを知らないのです

ここを過ぎて半歩出て
帰れぬ故国を思うたび
亡国の民となるのです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狩人 (自作詩)

2021-04-15 19:26:14 | パソコン相撲
言葉を追う狩人は
瀕死の病人でもありました
お出でお出での魔物に
罠を掛けられてしまったのです

閉ざされた世界の
内面に浮く大地の中で
すべて仮象と知りつつ
シニカルな矢を向けるしかないのです

神の兵隊に殺されようと
ラディゲは笑ってました
あまねく 笑ってました

死相を越えた顔貌には
絶望すら ありません
惚けた笑い顔 だけがあるのです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彗星 (自作詩)

2021-04-15 19:13:19 | パソコン相撲
千年に一度近付く彗星のように
数多の闇から闇へと
空間と次元を越え
妖光は過行くのです

七色変化の仮面付け
全知の眼持ち
永久から永久へと
尾を引く光は過ぎるのです

妙なる刹那を愛すごと
こんな光 あんな光
時空の彼方で笑ってます

哀れな民を愛しんで
こんな光 あんな光
笑ってるのです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニノムな手記 (自作詩)

2021-04-15 19:03:37 | パソコン相撲
アニノムな手記はそこにあり
開かれる必然を待つもの
そこへ宿命人
流れのままに棹される

綴られたは世迷い言
世捨て人の嘆きか憂悶か
とぎれとぎれの戯れ言
字面を追えば 靄の中

あてもなき定め記され
知るや良しなに半歩出て
一抹の風に背を向ける

どう仕様もないと思うとき
そこある実体 崩れかけ
すべて幻影だと 誰言う声がする
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

優しさだけの女 (自作詩)

2021-04-15 18:48:50 | パソコン相撲
どうこうするうちに
後にも先にも進めず
空が落ちて来て
地が裂けるような日々 送る

滅びの調べであろうか
琵琶の音 悲しく響く
一夜の饗宴
お前の胸に縋る

優しさだけの女
あたえるだけの女
その胸で 我は癒される

慈母のような女
無償の女
我は 眠りゆく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする