捨てられた言葉
唾を吐かれた言葉
呪い抜かれた言葉
それらを拾うには
捨てられた人がいい
一つの真珠は
貝を痛めて出来る
一つの詩は
心の涙で出来る
一つの真実は
出来たつもりで出来ない 永遠の命題
何か聞こえる・・・・
・・・・売文じゃないよ 駄文だよ
・・・・常態じゃないよ 醜態だよ ってね
くすんだ目で育つ子
見下す目に慣れるころ
明かり消えるように
一つの命が消えた
北の冬
春遠い雪国
鉛の空
果敢なき終焉
憎悪の巣に
みなし児と老婆
捨てゆく我に
声無き叫び
守ってくれた命
見捨てられた命
三月早々 きえた
秋風吹く
恋い焦がれ 泣く女
いと想う
連れに連れない 恋心
葉は揺れるさ
・・・・ゆらるらと
葉は染まるさ
・・・・おいおいと
葉は揺れるさ
・・・・ゆらゆらと
葉は染まるさ
・・・・おいおいと
すぎる台風一過と 空と月
転がり居着く女
生まれ持った薄幸
流れるしかない定め
行き着くしかない隘路
差さぬ光 見えぬ行く末
娼婦の涙
ソーニャとの違い
不純 夢想 盲目
ソーニャとの同一
唯一の同一
ただ 絶望の微笑
生まれ持った薄幸
流れるしかない定め
行き着くしかない隘路
差さぬ光 見えぬ行く末
娼婦の涙
ソーニャとの違い
不純 夢想 盲目
ソーニャとの同一
唯一の同一
ただ 絶望の微笑
自惚れよりは、蔑視を好め
堕落の正当性を証明せよ
狩人でいるより、奴隷でいよ
仮構ゆえに虚無でいよ
刹那ゆえに、刹那で
心の奥に何かいる
もう一人の自己がいる
世間は分裂という
いいじゃないか
哀れなむ
すべては客観化される
哲理の超越
芥川と酒でも飲もう
そう、アフォリズムの世界で
堕落の正当性を証明せよ
狩人でいるより、奴隷でいよ
仮構ゆえに虚無でいよ
刹那ゆえに、刹那で
心の奥に何かいる
もう一人の自己がいる
世間は分裂という
いいじゃないか
哀れなむ
すべては客観化される
哲理の超越
芥川と酒でも飲もう
そう、アフォリズムの世界で
詩人は消えても 永遠を得る
想念に漂うは媚薬
喰わずにいれぬ性
毒に憑かれた文人
それが詩人
それが宿命
早熟児の打算
小ランボーの呵責
失せる愛人
我が子のむくろ
慄 慄 慄
中也の死
中也の不死
生を離れゆく者
生きゆくを知らずして
消えゆくと信ずる
虚である現象
永久の命を知らずして
刹那な栄華を夢見
作るは空中楼閣
付録としての幸福
付録の現実を知らずして
虚妄に溺れ
自虐の淵に浸る
自己の為の現象
目的の絶対性を知らずして
逃げゆく 幸福への逃避
生きゆくを知らずして
消えゆくと信ずる
虚である現象
永久の命を知らずして
刹那な栄華を夢見
作るは空中楼閣
付録としての幸福
付録の現実を知らずして
虚妄に溺れ
自虐の淵に浸る
自己の為の現象
目的の絶対性を知らずして
逃げゆく 幸福への逃避
鏡に映る顔
物憂い影
望みを夢見た右側
恨み疲れた左側
歪みゆく必然
止まぬ相剋
止む渇望
偽り切れぬ過程
偽る自我
偽ろうとする蒼き夢
仮面の真相
自縛を知ってる想念
隠す胸中
見え透く打算
見えなかった自己
見えてたエゴ
物憂い影
望みを夢見た右側
恨み疲れた左側
歪みゆく必然
止まぬ相剋
止む渇望
偽り切れぬ過程
偽る自我
偽ろうとする蒼き夢
仮面の真相
自縛を知ってる想念
隠す胸中
見え透く打算
見えなかった自己
見えてたエゴ
秋 暮れなずむ
細る身の厭わしさ
せめてもの願い
祈る思いの
稚児 見たさ
冬 しんしん
雪降る夜の虚しさよ
隠せようか
母となれぬ身の苛立ちを
春 しらじら
情けなき無情
はや 四十路すぎ
落ちる切なさ
うまずめの 涙
敬愛する作家
皆 夭折
仮構の仮面
虚構の現実
虚無の実在
暗黒界での醜態
前途無き終焉
崖への一歩
止揚しえぬ真理
負の正への豹変
寄生された精神
虚構と化す現実
現実と化す虚構
すべて アイロニー
皆 夭折
仮構の仮面
虚構の現実
虚無の実在
暗黒界での醜態
前途無き終焉
崖への一歩
止揚しえぬ真理
負の正への豹変
寄生された精神
虚構と化す現実
現実と化す虚構
すべて アイロニー
多々 ありまして
魅惑は婀娜なり
女郎花
多々 ありまして
惑溺したのです
いつの間に
多々 ありまして
情人 蟻の如く
なんのその
多々 ありまして
裏には付き物
止まり木が
多々 ありまして
哀れ不憫な 人でした
魅惑は婀娜なり
女郎花
多々 ありまして
惑溺したのです
いつの間に
多々 ありまして
情人 蟻の如く
なんのその
多々 ありまして
裏には付き物
止まり木が
多々 ありまして
哀れ不憫な 人でした
暗部を差す斜光
外界との隔絶
籠城する時代錯誤
偽善的露悪
一人芝居の道化
蔵のなか的 自我
想念界のナルシス
魔物に付く寄生虫
終焉の家系
散る無駄花
最後の結実
今際の残り火
憐れ頽廃
なかんずく悪行
行き着くは 夜叉亡者
外界との隔絶
籠城する時代錯誤
偽善的露悪
一人芝居の道化
蔵のなか的 自我
想念界のナルシス
魔物に付く寄生虫
終焉の家系
散る無駄花
最後の結実
今際の残り火
憐れ頽廃
なかんずく悪行
行き着くは 夜叉亡者
笑われても
知ってても言わず
笑い隠せた リツ子
あの夜の 涙
シネマは終わる
ラストの余韻
別れの始まり
行き着く結露
うつむく癖
上擦りの喋り
甘えのしぐさ
誰かに似てた顔
つれない二人
似過ぎてた二人
ただ それだけ
ただ単に陋劣
だから卑下
けれど憧憬
ゆえに慰安
ただ単に虚偽
つまり下衆
せめて憐憫
しかし宿命
ただ単に異常
異常ゆえの尋常
不可解な変転
神の慈悲
不条理ゆえの非不条理
魔法の逆説
寝る子の勝ち
だから卑下
けれど憧憬
ゆえに慰安
ただ単に虚偽
つまり下衆
せめて憐憫
しかし宿命
ただ単に異常
異常ゆえの尋常
不可解な変転
神の慈悲
不条理ゆえの非不条理
魔法の逆説
寝る子の勝ち