パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

詩の虫 (自作詩)

2020-09-15 17:54:05 | パソコン相撲

捨てられた言葉
唾を吐かれた言葉
呪い抜かれた言葉
それらを拾うには
捨てられた人がいい

一つの真珠は
貝を痛めて出来る
一つの詩は
心の涙で出来る
一つの真実は
出来たつもりで出来ない 永遠の命題

何か聞こえる・・・・
・・・・売文じゃないよ 駄文だよ
・・・・常態じゃないよ 醜態だよ ってね

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みなし児と老婆 (自作詩)

2020-09-15 17:42:56 | パソコン相撲

くすんだ目で育つ子
見下す目に慣れるころ
明かり消えるように
一つの命が消えた

北の冬
春遠い雪国
鉛の空
果敢なき終焉

憎悪の巣に
みなし児と老婆
捨てゆく我に
声無き叫び

守ってくれた命
見捨てられた命
三月早々 きえた

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初秋の恋 (自作詩)

2020-09-15 17:31:59 | パソコン相撲

秋風吹く
恋い焦がれ 泣く女
いと想う
連れに連れない 恋心

葉は揺れるさ
・・・・ゆらるらと
葉は染まるさ
・・・・おいおいと

葉は揺れるさ
・・・・ゆらゆらと
葉は染まるさ
・・・・おいおいと

すぎる台風一過と 空と月

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綾子 (自作詩)

2020-09-15 17:12:29 | パソコン相撲
転がり居着く女
生まれ持った薄幸
流れるしかない定め
行き着くしかない隘路
差さぬ光 見えぬ行く末
娼婦の涙

ソーニャとの違い
不純 夢想 盲目

ソーニャとの同一
唯一の同一 
ただ 絶望の微笑
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イズム (自作詩)

2020-09-15 16:56:35 | パソコン相撲
自惚れよりは、蔑視を好め
堕落の正当性を証明せよ
狩人でいるより、奴隷でいよ
仮構ゆえに虚無でいよ
刹那ゆえに、刹那で

心の奥に何かいる
もう一人の自己がいる
世間は分裂という
いいじゃないか

哀れなむ
すべては客観化される
哲理の超越

芥川と酒でも飲もう
そう、アフォリズムの世界で
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蒼き詩人 (自作詩)

2020-09-15 16:46:57 | パソコン相撲

詩人は消えても 永遠を得る
想念に漂うは媚薬
喰わずにいれぬ性
毒に憑かれた文人
それが詩人
それが宿命

早熟児の打算
小ランボーの呵責
失せる愛人
我が子のむくろ

慄 慄 慄
中也の死
中也の不死

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表をなす裏 (自作詩)

2020-09-15 16:22:11 | パソコン相撲
生を離れゆく者
生きゆくを知らずして
消えゆくと信ずる

虚である現象
永久の命を知らずして
刹那な栄華を夢見
作るは空中楼閣

付録としての幸福
付録の現実を知らずして
虚妄に溺れ
自虐の淵に浸る

自己の為の現象
目的の絶対性を知らずして
逃げゆく 幸福への逃避
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鏡の中 (自作詩)

2020-09-15 16:05:05 | パソコン相撲
鏡に映る顔
物憂い影
望みを夢見た右側
恨み疲れた左側
歪みゆく必然
止まぬ相剋
止む渇望

偽り切れぬ過程
偽る自我
偽ろうとする蒼き夢

仮面の真相
自縛を知ってる想念
隠す胸中
見え透く打算
見えなかった自己
見えてたエゴ
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うまずめの涙  (自作詩)

2020-09-15 08:58:48 | パソコン相撲

秋 暮れなずむ
細る身の厭わしさ
せめてもの願い
祈る思いの
稚児 見たさ

冬 しんしん
雪降る夜の虚しさよ
隠せようか
母となれぬ身の苛立ちを

春 しらじら
情けなき無情
はや 四十路すぎ

落ちる切なさ
うまずめの 涙

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虚と実 (自作詩)

2020-09-15 08:47:17 | パソコン相撲
敬愛する作家
皆 夭折

仮構の仮面
虚構の現実
虚無の実在

暗黒界での醜態
前途無き終焉
崖への一歩
止揚しえぬ真理

負の正への豹変
寄生された精神
虚構と化す現実
現実と化す虚構

すべて アイロニー
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みえ子の場合 (自作詩)

2020-09-15 08:37:47 | パソコン相撲
多々 ありまして
魅惑は婀娜なり
女郎花

多々 ありまして
惑溺したのです
いつの間に

多々 ありまして
情人 蟻の如く
なんのその

多々 ありまして
裏には付き物
止まり木が

多々 ありまして
哀れ不憫な 人でした
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隠し戸の内 (自作詩)

2020-09-15 08:28:03 | パソコン相撲
暗部を差す斜光
外界との隔絶
籠城する時代錯誤
偽善的露悪
一人芝居の道化

蔵のなか的 自我
想念界のナルシス
魔物に付く寄生虫

終焉の家系
散る無駄花
最後の結実
今際の残り火

憐れ頽廃
なかんずく悪行
行き着くは 夜叉亡者
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酔いどれ男と、無垢女 (自作詩)

2020-09-15 08:12:35 | パソコン相撲

笑われても
知ってても言わず
笑い隠せた リツ子
あの夜の 涙

シネマは終わる
ラストの余韻
別れの始まり
行き着く結露

うつむく癖
上擦りの喋り
甘えのしぐさ
誰かに似てた顔

つれない二人
似過ぎてた二人
ただ それだけ

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点と点 (自作詩)

2020-09-15 07:59:41 | パソコン相撲
ただ単に陋劣
だから卑下
けれど憧憬
ゆえに慰安

ただ単に虚偽
つまり下衆
せめて憐憫
しかし宿命

ただ単に異常
異常ゆえの尋常
不可解な変転
神の慈悲

不条理ゆえの非不条理
魔法の逆説
寝る子の勝ち
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