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パソコン相撲 入門

震災後、福島へ

2011-06-14 20:03:03 | パソコン相撲
旅男である私は、あの震災を9日差でかわすという、旅運の良さを持っている。
年がら年中、あっちゃこっちゃ旅しているのは、そぞろ神のせいである。
西行、松尾芭蕉、種田山頭火、若山牧水、藤原新也のオナラみたいなもんである。
旅はクサイもんです。(若いころ汲み取り旅館にアタリ、何回か泣きました)

あの原発から、30キロエリアの海岸沿いを旅する予定だったのです。
宿は取ってあったし、乗車券も購入済、準備してたのに。
いやはや、千年に一度のスパンだとすると、紙一重でセーフって感じです。
当然、旅行は中止になったのですが、考えると恐いですよね。
私が9日前に行ってたら……。
地震が9日後だったら……。

再起を図って、3ヶ月後に行って来ました。
海岸沿いを避けて、栃木県側だったのですが余震が心配でした。
幸いなことに何事も無く、無事に帰って来ました。

現地の被害状況は、私がここに書くまでもありません。
痛みを分かち合う術もありません。
ここに、旅館での御かみさんとの会話をのせます。

「いや~、すんごく揺れましたよ。二階に居られないぐらいでした。家も傾いてます」
「電車が脱線して乗ってた人が、恐かった言ってましたよ」
「放射能? ここらへんは少ないけど風向きよね」
「野菜だって、よく洗えば大丈夫でしょ。みんな食べてるわよ」

私の方から、放射能のこと言うんじゃなかったと後悔してます。
泊り客の中には、20キロエリアからの避難して来た人もいました。
シビアなことなので、文面もシビアになってきました。

復興を、お祈り致します。

コメント
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