ベトナム、宝くじ売り女には要注意なり

またも、あきずにベトナムに行って来ました。
私は色の黒さでは、現地人に負けてはおりません。
実際のところ、コイツは黒いなと思ったのはあまりいませんでした。
かく言う私めは、小学校のときクロンボ大会で優勝したのが唯一の自慢であります。
べトナム人と間違われるほどの、いい勝負してます。
これから登場する、宝くじ売り女達にたびたび声掛けられました。
こちらは日本人だから、宝くじ買うというのも珍妙である。
百歩譲ったらオツかもしれないが、わたしゃケッコウである。

ああ、私は彼女達の本当の生業について、やっと知ったのである。
ベトナム渡航７回にして知った、その真実とは如何に。
教えたくないんだけど、教えちゃいますね。
彼女達は、日中は宝くじを売り歩いてます。
何気なく見ていても滅多に売れやしません。
私が市場をウロウロまわっていると、同じ女に何回も会います。
そのたび、声掛けてくるのですが、買うわけにもね……。

ああ、私は彼女達の裏の仕事を書かなければならない。
結論から言うと、夜の蝶々、もしくは蛾なのである。
私が拙いベトナム語で情報収集したところ、連中は町外れのアジトに巣食っている。
それで、朝になると宝くじをかばんに入れ販売開始である。
そんでもって、売り歩きながら、お誘いもする。
夕方になると、アジトに帰って来てから、プロレスごっこをするというわけである。
要は、昼間は２種類売ってるってことですわ。
予約販売ですな。うむ、そいもケッコウたい。
お値段について、ベトナム語で聞いたのですがのせられません。
かんべんしてください。このとおりです。

私は、死ぬ思いで童貞旅行をしているのです。
毎回毎回、蝶々たちをかわしながらの清き旅人なのです。
みなさん、誤解無きよう。